ツイッターでの出会いで危険を防ぐための心構え



僕たちがまだmixiをやっていた2010年頃は、インターネット経由で人に会うのはすごく危ないことだと言われていた。
怪しい人が来るかもしれないし、何か事件に巻き込まれてしまうかもしれない。

多くのネットユーザーが、ネット上の見ず知らずの他人に警戒感を持っていた。
iPhone 3Gの発売から11年が経ち、ネットは僕たちの生活に溶け込み、「ネットにつながる生活」が当たり前になった。

若い世代は息を吸って吐くようにネットを使いこなしているし、今ではシニア世代でさえ普通にスマホからネットに接続している。

総務省の情報通信白書によると、50代の72.7%、60代の44.6%がスマホを保有しているという。


インターネットが当たり前になるにつれて、「ネットの向こうにいるのは怪しくてやばい人」という恐怖心が徐々に薄くなり、「自分と同じ普通の人」がネットの向こう側にいるのだと認識を改めるようになった。

ネットは危険なものではないのだと。

インターネットは人と人をつなぎ、そこから出会いが生まれる。

株式会社ネオマーケティングが実施したアンケートによると、20~39歳の未婚男女のマッチングアプリの利用率は21.5%にもなったそうだ。

今では当たり前のようにマッチングアプリで男女が出会い、愛を育み、結婚に至っている。
そこには「恋愛の格差」が浮き彫りになった負の側面もあるが、この記事では触れない。


この記事の主題は「ネットでの出会いが当たり前になった時代に、出会ってはいけない危険な人をどう見抜くか」である。



前置きが長くなったが、この記事では僕の唯一の専門分野であるツイッターについて語りたい。
ネットでカジュアルに出会う時代になって、「ツイッターのオフ会」なるものも頻繁に開かれるようになった。

自分がツイ廃だからかもしれないが、まるでリア友のように頻繁にツイッタラー同士で飲んでいる人達は意外とたくさんいるように見える。

共通の趣味を持つ人たちとの飲み会は基本的に楽しいものだ。
「ツイ廃」が人と人をつなぐ。
廃人同士の絆がそこにある。


さて、ツイッターは普通に生きていたら出会えないようなすごい人と出会える可能性を秘めている一方で、
普通に生きていたら関わらないような危険な人に出会ってしまう危険性も孕んでいる。

ここではツイッター歴5年以上の僕が、危険な輩を見抜くための心構えを解説したい。

ツイートがやばい人はリアルもやばい

もう昔から繰り返し語られている常識だが、

「ネットではヤバいけど、会ったらすごくいい人」

なんて存在しない。

ネットでヤバい人はリアルもヤバい。

それが本性である。

「ヤバい」とは具体的には何か?
例を挙げればキリがないが、以下のような特徴がある人からDMが来た場合はスルーした方がいい。

  • ツイートに人の悪口が多い
  • ツイートが陰湿
  • ツイートが不快
  • ツイートが自信過剰
  • ツイートに自慢が多すぎる
  • ツイートの大半がネガティブ
  • ツイートの大半が上から目線で、人を見下している
  • ツイッターで他人と喧嘩ばかりしている
  • 特定の信条に偏りすぎていて、宗教のようになっている
  • 晒し・暴露が癖になっている
  • 他人の気持ちに配慮する姿勢が感じられない
  • 直情的で、怒ったら何を言い出すかわからない
  • 一般常識的に怪しいこと、危ないことをしている
  • 一般常識的に怪しいことやっていて、それを自覚していない
  • 知能水準が合わない(高すぎるor低すぎる)

リアルでこんな人がいたら普通に引いてしまうだろう。その感覚を絶対に忘れないでほしい。

君子危うきに近寄らず

とにかく少しでも“危なそうな空気”感じ取ったなら会わないほうがいい。

「新しい出会いでいい刺激!明日もぼくは成長できる!」などと考えず、危険を避けるのが正解だ。

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」というが、ツイッターでヤバい奴と出会って得られるものは無駄なリスクとストレスだけである。

やり取りが無礼な人は避ける

ツイッターで人と会うとなると、まずはDMでやり取りすることになるだろう。
リプ欄でやり取りすると他人に見えてしまうからだ。

DMでやり取りする際に、不自然さを感じた場合は会わないようにしておこう。

ごく常識的な人であれば、親しくなる前のDMは丁寧に送ってくる。
馴れ馴れしかったり、強引だったり、明らかに何らかの見返りを求めてそうな人はスルーしておこう。

男だったら「俺と組んだら儲かりますよ系」、女だったら「下心系」のDMがよく届くようだ。

与えてもらうことばかり考えている、いわゆるTAKER気質の人には気をつけよう。

人に何かを与えられるアカウントを目指そう

本題とはずれるが、ツイッターで人に会いたいと思ったら、まずは人に何かを与えられるアカウントを作ろう。

笑いでもいいし、タメになる話でもいい。
動画を作ったり、ブログを書いてもいい。

誰かに響くコンテンツを日々発信できれば、人に会える確率はグッと高まる。
フォロワーが多くなってくると、他の人に興味を持たれる機会も増えてくる。

まず誰かに何かを与えること。
先に与えれば、何らかの形で返ってくることも多い。


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失う物が多い人に会う

「持っている人」の方がリスクは少ない。

「持っている人」とはどんな人か?

  • まともな会社で働いている
  • まともな学歴がある(なくても良い人はたくさんいる)
  • きちんとお金を稼いでいる
  • ツイッター上で人間関係を築き上げている
  • アカウントが十分に育っている
  • ブログやYouTubeなどを時間をかけて作っている

上記に挙げたような何かを持っている人ならリスクは少なくなる。
全てを満たす必要などない。失う物が一つでもあることが大事なのだ。

失う物が多い人は、他人を雑に扱わない。

逆にいうと、フォロワーが少なく、世捨て人のようなツイートばかりしている人に会うリスクはとても大きい。
その人はいざとなったらアカウントを捨てればいいし、失う物がない他人への攻撃を躊躇しない。

失う物を持っている人に会おう。

そういう人に会うためには、自分自身がまともなアカウントを運用しなければならない。

口が軽い人に心を開いてはいけない

君が匿名ツイッタラーだとする。

他人の個人情報をベラベラ話す人には警戒しよう。

他人の個人情報を君に話すということは、その人は君の個人情報を他人に話しているということだ。

一度会ってしまうと、その人は君の個人情報を握り続けることになる。

ツイッターをやってる限り、ずっとだ。

仮に今の匿名アカウントを削除してもう一度ツイッターを始めたとしても、再び正体がバレてしまうかもしれない。
すると、君はまた秘密を握られることになる。

匿名ツイッタラーが口が軽い人と出会ってしまうのは、アスリートが膝に爆弾を抱えるのと似ている。
口が軽い人は桃鉄にたとえるなら外せない貧乏神のようなものだ。

いつ爆発するかわからないし、何を失うかもわからない。
出会ってしまった事実は消せないし、今後ずっとつきまとう。

口が軽い人に出会ってしまったときには、自分のことを話してはいけない。
人のことを聞いてもいけない。
当たり障りのない会話に終止して、嵐が過ぎ去るのを待とう。

会う人は慎重に選ぼう。


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人に言えないアカウントにしない

そもそもの自衛策として、身バレしたら人生が終わるようなツイッターアカウントを運用するべきではない。
長く続けるとどうしても身バレリスクは高まってくる。

何気ないツイートから本人を特定する人もいる。

フォロワーが増えてきたらなおさらだ。

ツイッターは意外と見られている。
意外とリアルの友人につながっている。

だからフォロワーが3000人を越えたら、人に見られてはいけないツイートは控えよう。
できればリアルの友人に知られても引かれないような、興味を持ってもらえるような、そんなアカウントにするといい。

とはいえ、品行方正なツイッターアカウントなんて誰も見たくないだろうから、加減と調整が難しいのだが。
フォロワーの増加に従って、少しずつアカウントの棘を抜いていくのがいいと思う。


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