マスクを買い占めて転売する悪人が調子に乗っている。
世の中にはマスクが絶対に必要な人達がいる。
医療従事者、持病持ちの高齢者、重度の花粉症に悩まされている人...。
もちろん新型コロナ騒動で一般の人にもマスクが必要で、「マスクを買うな!買い占めるな!」とは言わない。
自分のマスクをたくさん用意したくなるのは自然な心情だ。
でも転売ヤー、てめーはダメだ。
「経済学的には需要と供給で商品の価格が決まる」などとほざく奴もいるかもしれないが、今のマスクは公共財に近い。
Apple Watchの価格が普段の10倍に釣り上がっても誰も困らないが、マスクを買い占めて転売するのは悪魔の所業ともいえる。
さて、Amazonでマスクを高額で転売している業者に反撃したいと思ったときに、商品レビューに文句を書いても全く意味がない。
というより、レビューに書くとそのマスクを作っているメーカーに迷惑がかかってしまうからやめよう。
たとえば、11,800円で売られている「不織布ガードマスク やや小さめサイズ 60枚入」
レビュー欄を見ると、「最低」とか「高すぎる」と書かれている。
でもこれは「商品のレビュー」になってしまっている。
悪いのは商品ではなく、転売業者だ。
転売業者を評価したいなら、「新品の出品」をクリックしよう。
「すべての出品を表示」でもいい。
すると悪質な業者たちがズラッと出てくる。
ここにある「販売/出品」の名前は適当につけられるので、調べてもそんな実店舗は存在しない可能性が高い。
たとえばここにある「超特急 お宝市場 本店 【当日お急ぎ便可能】【安心返金保証】」という業者。
コンディション欄で
「◆在庫は確実にあります」
とアピールしておきながら、「入荷待ちの商品です。入荷予定日は3月 1日です。ご注文はお早めに」と書いてある。
無在庫転売でもやる気だろうか。
「◆Amazon発送センターにて専門の女性スタッフが梱包します」
とあるが、Amazonの発送センターで男性が発送するか女性が発送するかは選べない。
色々と突っ込みどころはありそうだ。
詳しく見てみよう。
販売/出品の名前の部分をクリックすると、その転売屋の名前や住所が表示される。
この名前はAmazonに商品を出品する際に必ず登録しなければならないので、適当な名前で登録するのは許されない。
そのページの「製品」を見てみよう。
すると、その業者が販売している製品がズラッと出てくる。
「こいつ、やってんな〜」というのがよくわかるはずだ。
で、こういう業者を評価するのは商品のレビューページではない。
出品者ページで「出品者に対する評価を投稿する」で評価しなければならない。
ここで評価しないと出品者にはノーダメージなのだ。
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他にも高額マスクのページから色々な業者の製品を見てみたが、ほぼ全員
- 除菌ウェットティッシュ
- クレベリン
- アルコール除菌スプレー
- ハンドソープ
などを定価の5〜30倍の価格で転売している。
商魂たくましいのはいいが、売る商品は選べ。
転売に価値がないとは言わん。
転売してはいけないとも言わん。
でもマスクはダメだろ。
お前、自分のおばあちゃんが持病持ちで新型コロナ感染の不安に震えてたらどう思うよ。
自分の子供が喘息持ちだったらどうするよ。
綺麗事を言いたくはないけどさ。
ただ手を綺麗にしたいだけの人に高額な石鹸を売りつけるのはどうなのよ。
自分の分を買うのはいい。
買い占めて転売するのはやめておこうよ。