朝倉未来のYouTubeチャンネルが面白い。
朝倉未来を既に知ってる読者も多いと思うが、改めて説明すると、朝倉未来は豊橋出身のプロ格闘家で、かつては路上で負け無しのストリートファイターであった。
ついたあだ名が「路上の伝説」
高校に上がった少し後に警察に捕まって、1年4ヶ月鑑別と少年院に入ることになった。
少年院の中で自分と見つめ合い、塀の中で密かに憧れを抱いた格闘家の道。
20歳のときにTHE OUTSIDERと呼ばれるアマチュア格闘技大会でデビューして、そこから連勝街道を歩み続けた朝倉未来。
2018年に格闘技一本で食べていくと決意し、メジャー団体「RIZIN」の舞台へ。
以後、トップ格闘家の道をひた走り続けている。
朝倉未来のすごいところは、日本有数の格闘家でありながらユーチューバーとしても大人気な点である。
その配信はトップ格闘家ならではのもので、路上の喧嘩自慢とスパーリングしたり、ぼったくりバーに潜入したり、
「強い男じゃないと作れない動画」
が男の胸を熱くさせるのだ。
この記事では朝倉未来チャンネルの何が面白いのかを語っていきたい。
ぼったくりバーに潜入して、誰もが言いたかった一言を言う
朝倉未来が大阪のぼったくりバーに潜入して輩を論破する場面が最高だった。
遊園地にでも行くかのように、
「今日は実際にぼったくられたら、闘ってみようかと思います」
と宣言して動画が始まる。
こんな軽い調子でぼったくられに行けるのは朝倉未来しかいないだろう。
キャッチに「3000円」と言われてついて行った店でなんと、10万円請求された朝倉未来。
ボーイに「払わないよ」と言ったら、「上の者を呼びます」と言う。
次に出てきたのは（おそらくいかつい）ボスのような男。
「キャッチの話と違うよね」と諭す朝倉に男は脅しをかける。
朝倉「このまま帰ろうとしたらどうします？」
「たとえば警察を呼んだりとか」
男「警察呼ぶんやったら、こっちで痛い目遭わせるってことになるけどいける？」
「痛い目？痛い目っていうのは？」
「仲間呼んで、ごめんやけどちょっとだけ痛い思いしてもらうかもしれん」
男は不敵に笑う。
「それを我慢するか、払うかのどっちかやね」
しかし朝倉は日本のトップ格闘家で、元は無敵の喧嘩師である。
全く動じない。
「まぁ呼んでもらってもいいけど、だったら」
「たぶん、逆にそっちが痛い思いすると思うけどね」
男は予想外の反応に驚き始める。
こ、こいつ...なんなんだ？
ボスは朝倉に仲間がいるのかと疑い始める。
「お兄ちゃん一人やんね？」
「そうですね」
「ほんなら絶対勝てるわ」「勝てる勝てへんとかじゃないけど」
「じゃあ呼んでください今から」
「じゃ、先呼んでええか？」
何度脅しても朝倉は動じない。
仲間を呼ぶと言っても気にしない。
そのうち男は気付き始める。
目の前の朝倉がとんでもない戦闘力を秘めていることに...。
そして朝倉から最高の一言が飛び出したのであった。
「武力行使みたいなのも他の人には通用するかもしれないですけど、僕には効かないですよ」
めちゃくちゃカッコ良くないですか？
その後、ボッタクリの元締め男は完全に沈黙し、朝倉には絶対に勝てないとを悟り、「3000円で大丈夫です...」とすごすごと引き下がっていく。
死ぬほどカッコいい。
これは小倉優香も惚れますわ。
男なら一度は言ってみたい漫画みたいなセリフがポンポン飛び出すのが、朝倉未来チャンネルの魅力の一つである。
「他の人には通用するかもしれないけど、俺には効かないよ？」
これマジで、一回言いたい。
悪人に対して言ってやりたい。
朝倉未来がカッコよすぎて、僕も来月から格闘技やると決めました。
俺と喧嘩したら死ぬと思うけどいい？
朝倉未来チャンネルの面白いのは、緊迫感溢れるドッキリ企画である。
「道で突然ヤンキー集団に絡まれたらどうするのか【ドッキリ】」は仕掛け人の演技力が凄まじすぎるため、朝倉未来が本気でキレそうになっている。
道端でヤンキー集団に絡まれる朝倉未来。
「その辺の空き地で勝負しましょうよ」
と仕掛けられ、
「ジムに来てくれたらやるよ」
と答える朝倉。
それに対して、
「逃げんなよ」
と挑発するヤンキー達だ。
「そこの空き地でやろうよ」と朝倉を小突くヤンキーに対して一言。
「たぶん死ぬと思うけどいい？」
カ、カッケーーーーー！！！
ドッキリ企画のガチンコファイトクラブ感もたまらなくいいが、朝倉未来の「強者の余裕」がカッコよすぎて、リアルでバトル漫画を見ているかのよう。
刃牙が言いそうなセリフだ。
「死ぬと思うけどいい？」
男なら一度は言ってみたい。
新宿歌舞伎町でチンピラに絡まれたときに言いたい。
「君、死相が見えるよ？」
ちなみに僕がチンピラに絡まれて平謝りして逃げたときの記事がこちらである。
読み返して情けなくなった。
これでは小倉優香に見向きもされない。
絶対に格闘技を始めると誓った。
弟・朝倉海の動画も面白い
朝倉未来は20歳で総合格闘技を始めた。
練習してしばらくしたら敵がいなくなってしまった。
そこで目をつけたのが弟だ。
当時を振り返って朝倉未来は言う。
「俺の弟だったら強いやろ」
そういって夜に突然弟を呼び出し、スパーを始めた。
とんでもない兄弟である。
範馬刃牙 vs ジャックハンマーだ。
夜中のスパーリングがきっかけで格闘技を始めた弟、朝倉海。
そんな彼も人気ユーチューバーである。
弟の朝倉海が歌舞伎町でオタクの格好でタバコのポイ捨てを注意する動画が最高だ。
イキったチンピラがタバコのポイ捨てしているところを注意しに行く朝倉海。
最初は「おいお兄ちゃんよォ」と絡むチンピラだが、目の前で朝倉海がシャドーを始めると、
「お、おう。たしかにポイ捨てはいかんな」
と突然しおらしくなるのが面白い。
「強い」ってこんなにも気持ち良いことなんだ。
朝倉未来はある動画で
「男が強くなって損することは一つもない」
と言っていた。
本当にその通りだと思う。
強くなろう。
肉体的にも、精神的にも。
朝倉兄弟のYouTubeチャンネルは平和な世の中で僕たちが忘れていた魂を震えさせてくれる。
新型コロナで自粛気味の皆様も時間があれば朝倉未来チャンネルを見て、気持ちを奮い立たせてほしい。
