YouTubeに江頭2:50が電撃参戦した。
彗星のように現れ、瞬く間にチャンネル登録者数100万人を突破し、話題をかっさらっていったエガちゃんねる。
芸能人のYouTube参戦が相次いでいるが、これほどまでにセンセーショナルなデビューを果たした芸能人YouTuberは珍しいだろう。
エガちゃんの100万に突破までの期間は芸能人で歴代2位と言われている。
YouTuber | 日数 | 期間 |
---|---|---|
嵐(ARASHI) | 28時間 | 2019/10/09~2019/10/10 |
江頭2:50(エガちゃんねる) | 9日 | 2020/02/01~2020/02/09 |
本田翼(ほんだのばいく) | 18日 | 2018/09/22~2018/10/09 |
中田敦彦のYouTube大学 | 138日 | 2019/04/19~2019/09/03 |
参考:YouTube|史上最速は誰?|登録者数100万人到達日数ランキング
インターネット上でも驚異的な知名度と露出を既に手に入れたエガちゃんなので、読者は既にエガちゃんねるのことは知っているかもしれない。
それでも
「まだエガちゃんねるを見たことがない」
「全ての動画を見たわけではない」
という人のために、エガちゃんねるの見所やおすすめの動画を紹介していきたい。
「エガちゃんねる」でおすすめの動画
意外かもしれないが、「エガちゃんねる」一番のおすすめ動画には
「カメラの前で初めて歌う!THE BLUE HEARTS『人にやさしく』」
を選びたい。
「1クールのレギュラーより、1回の伝説」をモットーとしてきたのが江頭2:50である。
橋田壽賀子にキスして「笑っていいとも」に出入り禁止になった。
トルコで全裸になって警察に捕まり、暴徒と化した民衆に殺されかけた。
ロンドンハーツでやるキッスを拒否され続け、数百人の女性の前で下半身を露出して事件になった。
水槽の中で4分14秒、失神するまで息を止め続けた。
お茶の間では「嫌いな男ナンバーワン」と言われ続け、それでもひたむきに芸を続けた。
そんな江頭2:50が「人にやさしく」の動画の中でこう言っている。
ロッカーが「ガンバレ」っていう禁句を、「ガンバレ」っていう歌詞を付けたのはすごいと思う。
「ガンバレ」をストレートに言ったのは、甲本ヒロトだから許せること。
ああいう一生懸命生きた人間が言うと説得力あるもんね。
この言葉がなんだがエガちゃんの人生に通じてる気がして、頑張ってきたエガちゃんの曲のような気がして、グッときたんだ。
コメント欄もなんだか泣けてくる。
ネットにはフェイクが多い。
だからエガちゃんねるのコメントが真実なのかはわからないのだけれど、それでもエガちゃんの「ガンバレ!」には魂がこもってる。
なんかディスプレイの向こうから「ガンバレ!」って言われた気がするんだ。
エガちゃんはフェイクなしで、一生懸命生きてきた人だと思うから。
中田もヒカキンも全部フェイク
YouTuberといえばコーラを一気飲みしたり、ドライヤーに小麦粉を入れたり、早食いするイメージがあるけれど、そういう身体を張った芸は全部テレビで江頭がやってきた。
今をときめくYouTuberがいる場所は、江頭がすでに20年以上前に通過していたのだ。
「中田大学」でブレイクしたオリエンタルラジオの中田敦彦。
彼らは2000年代に「武勇伝」のコントで大ブレイクしたが、15年前の「武勇伝対決」では江頭に完敗している。
時を経てPERFECT HUMANとなり、さらには日本有数のYouTuberになった今の中田敦彦に勝てるかはわからないが、15年前の武勇伝対決は江頭の圧勝であった。
ちなみに見出しの「全部フェイク」は、伝説のユーチューバーであり、ラッパーでもある「ノリアキ」のパロディである。
見た目もどこか江頭に似ているノリアキだが、時代が彼に追いつく前に彼は走り去っていってしまった。
コメント欄が異常に優しい
エガちゃんねるのすごいところは、Good評価率の異常な高さだけでなく、コメント欄の温かさにもある。
地獄のようなヤフコメとは対称的で、発信者への愛で溢れている。
かつて多くの人が夢見た「やさしいインターネット」の姿がここにある。
「エガちゃんを応援したい」」
「エガちゃんとブリーフ団が食べていくために、広告どんどん出していいから」
普通は嫌がられる広告を視聴者が「出して」とお願いしているのだ。
レペゼン地球の動画にも似たようなコメントがあったが、ファンに愛される発信者は広告を嫌がられない。
お茶の間で嫌われ、一般客に避けられ、それでも服は着ないで身体を張り続けた江頭2:50。
こんなにも愛され、優しくされた江頭2:50を僕は今まで見たことがなかった。
エガちゃんは実はこんなに応援されていたんだと、YouTubeのコメントを見て初めて知った。
「嫌いな男ナンバーワン」江頭2:50の素顔
2000年代のアンケートでは常に「嫌いな男」上位を走ってきた。
たくさんの女性に「絶対に抱かれたくない」と言われた。
一部の男たちに熱狂的に支持され、お茶の間の女性に嫌われ続けた江頭2:50が今、YouTubeでこんなにも愛されている。
「カメラが回っていないところでは優しい」
と言われ、
「共演者の話や楽屋の隠し撮り場面などに現れる素顔の江頭は、芸風とは正反対に真面目で礼儀正しい常識人である」
とWikipediaにも書かれる江頭2:50である。
エガちゃんねるの江頭2:50はどちらかというと素顔に近い感じがする。
バラエティに出ているときの暴君(笑)のようなキャラではなく、身体は張るけど暴走しない、とてもバランスの取れた大人がエガちゃんが見所だ。
スタッフ(ブリーフ団)との関係も良い。
エガちゃんに気を遣いすぎることもなく、仲良さそうに、良い距離感で一緒に仕事をしている感じがする。
ネットの江頭伝説は本当なのか?
江頭2:50は破天荒な伝説も多いが、心温まるエピソードも多い。
東日本大震災のときには2トントラックを借り、借金して物資を集め、福島県いわき市の被災者に届けた。
車いすの少女に公園で芸を見せ続けたエピソードも有名だ。
特にエガちゃんの名言はずっと昔からネットで語り継がれている。
「生まれた時から目の見えない人に
空の青さを伝えるとき、何て言えばいいんだ?
こんな簡単なことさえ言葉にできない俺は芸人失格だよ」
「これをやったら次回でられなくなるんじゃないか なんて考えないようにしている。
人間いつ死ぬかわからないからその時の全てを出し切りたいんだ。
俺はいつ死ぬか分からないし、見てくれる人だっていつ死ぬかわからない。
視聴者が最後に見た江頭が手抜きの江頭だったら申し訳ないだろう?」
「全てを失ったら何も失うものなんかない。
俺は常に底から這い上がって笑いを取ってるんだ」
実は良い人のようなエピソードがたびたび話題になるが、そんなネットの噂について本人が答えている。
「ネットの江頭伝説は本当なのか?(名言編)」
好きなYouTube動画
最後にエガちゃんねるの他に、個人的に好きな動画を紹介したい。
ノリアキを検索していてたまたま見つけた動画だが、腹を抱えて笑ってしまった。
周りに人がいるところでは見ないでほしい。
マジで笑いすぎて涙出た。
次は「レペゼン地球」DJ社長の動画。
何回見たかわからない。
何回見てもすごく良い。
今後10年は忘れられない、すごい動画だと思う。