俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

独身男性でもできる「美味しい牛丼の作り方」を実践してみた。




2018年1月1日。
皆が爽やかな気持ちで新年を迎える中、突然身近なところから火の手が上がりました。

えみりお嬢牛丼炎上事件です。

安くて美味しい牛丼が作れることを勧めてくれたえみりお嬢のツイートがなぜか

「牛丼を自作するのは是が非か」

と議論に発展し、多くの独身男性が新年から牛丼チェーンへの愛を叫ぶことになりました。

「牛丼はいい」
「牛丼は最高だ」
「あの料金であの味はなかなか出せない」

などです。

元旦から物議を醸した牛丼問題ですが、その後えみりお嬢は、秘伝の牛丼レシピを公開してくれています。


140文字×2で作れる美味しい牛丼。
これは料理アカウントとしては、検証せずにはいられません。

料理というのは「できる人」と「できない人」の間には大きな溝があります。
できない人からすると、料理は手間もかかって面倒で、しかも美味しくないものなので、

「簡単に作れるから」

と言われてもイマイチ実感がわかないものだと思います。
でも安心してください。

僕は限りなく初心者に近い料理アカウントなので、できない人の気持ちは痛いほどわかります。

「こんな僕でも料理ができた」

と皆さんを勇気づける結果になれば嬉しいです。


さて、牛丼を作ると決めた僕たちが初めにやるべきことは、スーパーに行くことでしょう。

・牛肉
・玉ねぎ
・久原のあごだしつゆ

を買いにスーパーに行ってみました。
砂糖やみりんは家にあるので今回は購入しません。

まぁ、買い物くらいなら余裕だろ、と意気揚々と向かったスーパーで早速試練にぶち当たります。

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「あごだしつゆ」がない───。

なぜだ。
レシピには「あごだしつゆ」と書かれていたのに、「あごだし」が全く見当たりません。

どうすればいいのか。

途方に暮れた僕は、とりあえず裏の説明部分に「肉じゃがにも使える」的なことが買いてあった「有機つゆ」なるものを買いました。

肉じゃがは牛丼よりも高度な料理。

肉じゃがに使えるものが牛丼に使えないわけがありません。

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牛肉は200gで380円でした。
探せばもっと安いのもありそうです。
たとえば、仕事帰りに「半額」のシールが貼ってある牛肉を探せば、さらにコストを下げることができると思います。

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つゆと牛肉と玉ねぎを買って980円でした。
次からは牛肉だけで作れそうです。

それでは調理を始めましょう。
まずは肉を鍋に投入します。

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鍋にはあの速水もこみちが推奨していた「オリーブオイル」を入れてみました。
焦げたら嫌なのでとりあえず弱火で火を通してみます。

次に玉ねぎです。
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レシピには「玉ねぎを1cmに切る」とありますが、どう切ればいいのかわからない!
かすかな家庭科の記憶を頼りに、とりあえず先っちょの部分を切りました。

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皮をむき、次に「途中まで線を入れる」という技を使います。

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これはかなり高度な技で、使うとかなりの念を消費してしまうので注意してください。

線を入れた玉ねぎを90度回転させて、ザクザクと切っていきます。

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玉ねぎを切ってる間に牛肉に色がついてくるので、鍋に玉ねぎを投入しましょう。

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弱火で炒めながら、出汁的なものを作っていきます。

えみりお嬢のレシピの通り、

☆つゆ 大さじ4〜5 (久原のあごだしつゆ)
☆酒 大さじ3
☆砂糖 大さじ1
☆みりん 大さじ3(醤油の場合は大さじ3)

を混ぜます。あごだしつゆはなかったので、有機つゆを混ぜます。

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気合を入れて作った出汁を鍋に投入します。

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なんか牛丼っぽくなってきた!
これはもしかして、「つゆだく」なのでは?

「15分ほど放置」

と書いてあるので、適当に本でも読んで時間を潰します。
ここまでかかった時間は、

・買い物・・・10分
・調理・・・15分

くらいです。
慣れればかなり短縮できるかと思います。特に玉ねぎを切る工程は改善の余地がありそうです。

米はふるさと納税で手に入れたため、費用に入れません。

15分待ってご飯にぶっかけます。

完成品がこちら。

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けっこう牛丼っぽくなってる!
玉ねぎは煮ているうちになんか小さくなってきてしまったので、もっと違う切り方がいいのかもしれません。
吉野家の玉ねぎはもうちょっと大きかった気がします。

肝心の味はというと...

うまい!

吉野家と闘って勝てるかどうかはわかりませんが、思った以上に美味しいことは間違いないです。
食べられないレベルではない。

しかも、さっきのレシピで一食分とするには明らかに多かったため、パワーを調整すれば二食から三食に分けることもできそうです。

たしかに食べた後の片付けはかなり面倒ですし、一人で食べるだけだとコスト削減になるかは微妙ですが、自炊することのメリットは3つあると考えています。

一つ目は、自分でカスタマイズできることです。
外食を愛し、外食に愛された男である僕は、外食がいかに便利で楽なものかよくわかります。

しかし、外食チェーンは僕たち一人ひとりのために料理を作ってくれているわけではないので、自分の好みに完全に合わせたものを出してもらうことはできません。
「たんぱく質を多く取りたい日」や「野菜を増やしたい日」などの細かい要求に応えてくれるわけでもありません。

食べたいものをちょうど都合よく作ってくれる店が近くにないこともあります。

なので、たしかに手間は増えるけども、将来の健康や食の満足度を考えると、自炊はかなりコスパの良いライフハックになると思います。

「時間がかかる」というのはその通りで、時間を節約するために料理から手が遠のきがちなのですが、技を極めてまとめて作ることで、調理時間の短縮も可能ではないかと期待しています。

めちゃくちゃ金持ちであれば、家政婦などに外注するのも手ですが、そこまでお金に余裕のある人はなかなかいないのが現状ではないでしょうか。


二つ目は、人を家に呼びやすくなることです。
冬だったら鍋をしたり、友だちを呼んでホームパーティしたり、時には女の子を呼ぶ口実にもなるかもしれません。

さっと料理を作って出せた方がスマートですよね。
学生のときによくホームパーティ的なことをしていたのですが、

出てくるのは常にポテチ

という地獄のようなホームパーティでした。誰も料理できないんだもん。

「自分が出したものを食べてもらってみんなに喜んでもらう」というのはなかなか幸せなことだと思います。


三つ目のメリットは、料理をすることで食に関する知識や経験が増えることです。
人から出されたものを食べ続けるよりも、自分で食材の感触を確かめながら何かを作ったほうが格段に食材に詳しくなれます。

僕は料理をするまで「みりんが甘いもの」ということすら知りませんでした。

食は一生付き合っていくものなので、料理の知識も無いよりはあった方が安心できますよね。

大学時代、僕に恋をして、たまに料理を作ってくれた男友達がいるのですが、彼はこう言ってました。

「料理は味の足し算や。食材を見たら、組み合わせたときにどんな味になるのかわかる」

自分で料理をすれば、世の中の食べ物が何と何を組み合わせて、どうやって作られているのかを想像できるようになるかもしれません。
僕はまだまだその域に達してはいませんが、できれば今年中には、余った食材でサッと何かを作れるようにはなりたいです。