映画・音楽・テレビ

ドラマ『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』がツッコミどころ多すぎて面白かった件

最近、FODプレミアムに登録して、往年のフジテレビの名作ドラマを漁り始めた。過去記事にも書いたが、僕はキムタクドラマが大好きだ。『HERO』、『PRIDE』、そして『グランメゾン東京』キムタクのドラマを夢中になって観てきた。 キムタクのドラマにハマりす…

広瀬すずの「照明スタッフへのコメント」から学ぶべき教訓

昔の話になるが、広瀬すずが照明スタッフの仕事についてコメントして炎上していた。 「どうして生まれてから大人になった時に、照明さんになろうと思ったんだろう?」 「きっと大人になって年齢重ねると共に本当に棒を⋯声を録るだけでいいの?」 こんな広瀬…

【感想】『グランメゾン東京』がキムタクらしいドラマで最高に面白い

木村拓哉主演の『グランメゾン東京』が面白い。抜群にキムタクらしいドラマだと思う。 手に汗を握り、テレビの前に釘付けになり、「今週のキムタク」を待ち続けた1990〜2000年代を彷彿とさせる。「キムタクは何を演じてもキムタク」とはよく言われるが、彼は…

アニメ『ドラゴンボール超(スーパー)』はドラゴンボールの歴史を汚すひどい作品だ

地球人に出し抜かれドラゴンボールを奪われたときのフリーザのように怒っている。こんなにひどいアニメは人生で初めてだった。僕はこれまで何度も何度も記事で書いてきたように、ドラゴンボールを愛している。小学生の頃はアニメのドラゴンボールを手に汗握…

吉本興業は今の「笑えない空気」をどう克服していくのか

『べしゃり暮らし』という漫画がある。 『ROOKIES』や『ろくでなしBLUES』を描いた森田まさのり先生の作品だ。『べしゃり暮らし』のテーマは「お笑い」で、主人公の上妻圭右(あがつま けいすけ)は漫才の祭典、「NMC」に挑んでいる。 NMCは「日本漫才コンテ…

【感想】映画『キングダム』はストーリーがわかっていても絶対に面白い

映画『キングダム』は、始まる前は「ここを実写化でいいのか」と疑問に感じていましたが、終わってみると「ここしかないな」という感想でした。映画『キングダム』は原作の1〜5巻が舞台となっています。信と漂の出会いから成長、そして別れ。 その後、弟の反…

【感想】『わたし、定時で帰ります』は「会社あるある」を大袈裟にしたもの

火曜22時から始まったドラマ『わたし、定時で帰ります』は会社にありがちな話をかなり大袈裟に表現したものだ。 僕は小説で一通りの話を読んでいるのだが、読みながら「いるわ、こういう奴。マジでいる」と何度も頷いた。ドラマは若干小説と雰囲気が異なる感…

キングダムの王騎将軍はいつからカリスマになったのか

日経TRENDY 4月号では「キングダム式最強の仕事術」という特集が組まれていて、その一部で映画『キングダム』のプロデューサーインタービューが掲載されていました。映画『キングダム』は超豪華キャストが勢揃いしています。主人公の信(しん)は山崎賢人さ…

スティンガー、やるキッス、ブラックメール...昔の「稲妻ロンドンハーツ」が神番組だった

最近はYoutubeの編集レベルがテレビを超えるくらいに上がってきていて、特にエンタメ領域においてはテレビとYoutubeの差はほとんどなくなってきているように感じます。テレビはその潤沢な資金力を投入してタレントや芸人を起用することができるのですが、ユ…

レペゼン地球にシバターがボコボコにされる動画にYoutubeの可能性を感じた

このブログの読者層の方々にはもしかしたらあまり馴染みがないかもしれませんが、実は大好きなYoutuberがいます。「レペゼン地球」というグループで、普段Youtubeを見ない人でもDJ社長の「好きなことで生きていく」の動画を見て心を震わせた人はたくさんいる…

イチローの引退会見を文字起こししてみた

イチロー選手の引退会見がAbemaTVで生中継されていたので、文字起こししてみました。 心に響いた部分は太字にしています。名言がたくさん生まれた会見でした。引退後は中学生なのか大学生なのか、あるいは小学生なのか、どんな人達と一緒にやるかはわからな…

45歳のイチローを持ち上げるテレビに違和感

2019年は7年ぶりのイチローの凱旋に日本が湧いた。 プレシーズンゲームとして、イチローが所属するマリナーズと巨人が試合を行ったのだ。イチローは9番右翼で先発出場。「9番打者」として試合に出るイチローに戸惑いを感じながらも、きっとイチローなら結果…

映画『七つの会議』に見る日本人の侍魂

映画『七つの会議』を観てきました。 予告を観るとダメ社員が居眠りをしていて、同じダメ社員としてシンパシーを感じてしまったのです。『七つの会議』は社員が一切仕事しないで内部争いばかりしていることで有名な池井戸潤の小説が原作ですが、この映画でも…

尾田栄一郎さんの睡眠時間と原稿中の集中力がすごすぎる

2019年1月9日水曜日、「ホンマでっかTV」で、明石家さんまさんが『ワンピース』の作者・尾田栄一郎さんの自宅を訪問する企画がありました。番組では尾田栄一郎さんのアトリエの紹介が主でしたが、僕にとっては尾田栄一郎さんの仕事論やストイックな姿勢、そ…

【感想】ドラマ「下町ロケット」の会社がブラックすぎる件

「下町ロケット」が好調です。第三話の視聴率は14.7%で、TVerやYoutubeで視聴する人もいることを考えると、多くの人が「下町ロケット」を楽しんでいるのではないでしょうか。今回のドラマ「下町ロケット」は原作でいうと「ゴースト」と「ヤタガラス」を元に…

「ヤン坊マー坊天気予報」のCMを都会の人が知らない件

「ヤン坊!マー坊!天気予報!」 ぼくのなまえはヤン坊♪ぼくのなまえはマー坊♪ふたりあわせてヤンマーだ〜♪君と僕とでヤンマーだ〜♪小さなものから大きなものまで動かす力だヤンマーディーゼル〜〜〜♪ 何曜日だったかは忘れたが、僕が住んでいた田舎では、日…

【FF7】ティファを選ぶか、エアリスを選ぶかで男の好みが試されている

思えば僕たちが試されていた場面は、過去に2度あった。 一度目は「ドラクエ5」でビアンカかフローラを選ぶ場面。二度目は「ファイナルファンタジー7」でティファかエアリスを選ぶ場面だ。 【ドラクエ5】ビアンカを選ぶか、フローラを選ぶかで男の器が試さ…

【感想】「カメラを止めるな!」は奇跡のゾンビ映画だ

「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」 というキャッチフレーズの通り、すごいゾンビ映画だった。 6月23日に公開された「カメラを止めるな!」は最初、東京都内の映画館2館のみの上映だった。このように、公開当初は控えめな上映スケジュールだ…

ドライブ中の音楽に困ったらSpotifyがおすすめ

今から13年前。2005年頃のドライブといえば、ドライブの前日にわざわざTSUTAYAに行って、気分が上がる音楽を借り、CD-ROMに焼き、自分流の「プレイリスト」を作り、車で流して海へ向かって走っていったものです。 今から10年前。2008年頃のドライブといえば…

2018年版『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は絶対に4DXで観てほしい

『ジュラシック・ワールド』は恐ろしい映画だった。これはもはや映画鑑賞というよりは遊園地でジェットコースターに乗っている感覚に近い。 予告編は割と冷静に観ていられるが、実際に映画館で4DXで観ると、 グオゥ! と唸りをあげながら次々と飛び出してく…

映画『空飛ぶタイヤ』を観た後に三菱リコール隠し事件を思い出し、二度泣いた。

『空飛ぶタイヤ』の原作は冒頭から泣ける。 * * * 君は、静かな人でした。にぎやかなお酒の席で、自分からは騒ぐことはないけど、いつも楽しそうにニコニコしながら、冗談いってる友達を見てる。幸せそうな君を見ていると、ぼくまで満たされた気分になっ…

映画『万引き家族』の衝撃。その絆は愛か金か。

感想 『万引き家族』は衝撃的な映画だった。監督の是枝裕和は『そして父になる』の脚本を書いた人でもあり、以前と同様に社会問題に鋭く切り込み、そして最後まで救いがなかった。 冒頭のシーンからクライマックスに至るまで、劇中に常に「破滅の匂い」が付…

ワールドカップ日本代表 vs ポーランド戦後半のパス回しにモヤモヤして眠れない

日本代表の決勝トーナメント進出が決まった。本当なら両手を上げて喜ぶべきところなのだが、どうしても悶々とした気持ちが晴れない。きっと日本中の人が同じような気持ちで、悲しい顔をしているか、怒っているか、それとも「結果オーライ!よくやった!」と…

ドラマ『リッチマン・プアウーマン』が面白すぎる!テレビで無料で観る方法も紹介します

2018年6月。 IT社長とアイドルの熱愛が話題となっている。2018年5月初はSHOWROOM社長の前田裕二さんと石原さとみさんの熱愛が報道され、大いに盛り上がった。→石原さとみの恋人となった男、前田裕二の『人生の勝算』 そして2018年5月末にはピックアップ社長…

映画コナンでやたらイケメンだった「安室透」とは何者なのか。

映画が終わり、劇場にライトが点いた瞬間、腐女子と思われる二人組が悲鳴を上げた。 「か、か、か、カッコいい〜〜♡♡」 一瞬何が起こったのかよくわからなかったが、興奮冷めやらぬ気配で、腐女子が安室の魅力を語っていたのだ。 彼女たちが愛する安室は奈美…

経沢香保子さんと箕輪厚介さんのVoicy聴いて、坂本竜馬を思い浮かべた

最近、Voicyというラジオメディアを聴いています。 Voicyはストリーミング配信が中心となるツイキャスと違って、録音したコンテンツが後からでも視聴可能で、 自分の好きな時間に、好きなコンテンツを、倍速再生で聴くことができる という点が素晴らしいので…

「リメンバー・ミー」がめちゃくちゃ良かった。人目も憚らずに俺は泣いた。

この記事で伝えたいことは3つです。一つ目は、「リメンバー・ミー」はめちゃくちゃ良い映画だったから、ぜひ観に行ってほしいということ。 二つ目は、「リメンバー・ミー」を観に行くときは、眼鏡はやめてコンタクトにしてほしいということ。 三つ目は、「…

情熱大陸の落合陽一さんの紹介がめちゃくちゃ面白かったので、思ったことをまとめてみた。

2017年11月19日の情熱大陸放送以降、「カレーをストローで食う男」としてネットでイジられる天才科学者・落合陽一。彼のすごさはカレーをストローで食うことだけにとどまらない。 (画像は全てTVerより https://tver.jp/episode/36839909)東京大学学際情報学…

【感想】海外ドラマ「24(TWENTY FOUR)」が面白すぎる

高校のときに付き合っていた彼女が「私いま、ジャック・バウアーに夢中なの」と言ったとき、僕は鼻で笑った。「お前は何を言っているんだ。ジャックより夢中になるべき男が目の前にいるだろう?」彼女は僕を無視してジャック・バウアーの魅力を語る。「『TWE…

「バーニング・オーシャン」は他人事ではない

2010年4月20日。 史上最悪の原油流出事故が起こった。アメリカルイジアナ州ベニス沖にある原油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」で起こったその事故は、2010年メキシコ湾原油流出事故と呼ばれる。約78万キロリットルの原油が流出し、事故によって1…