精神状態に大きく左右されることではあるけれど、比較的、口は回る方だと思っている。
ナンパで声掛けのときに、相手の思考力を奪う必殺技(笑)「トーキングタイフーン」とか、
デート時に気の利いたことを言って相手を笑わせたりとか、恋愛ではトーク力が必要な場面が多い。
大学生くらいまでは、トーク力が無くても、見た目が良ければそれだけでモテることが多い。
20代前半までの女子を倒すために、見た目が果たす役割は非常に大きい。
逆に20代半ばを過ぎると、見た目だけでは女を落とせなくなってくる。
どことなく知的さを醸し出すようなトーク、適度に笑いを取り、ギラつきへとフェーズシフトするトークスキルが必要になる。
さて、今でこそペラペラと話せるようになったけれど、もちろん最初から話ができたわけではない。
生まれて初めてデートした中学生の時は緊張して何も話せなかったし、
生まれて初めて合コンした大学1年生の時は、何も場を盛り上げることができなかった。
一気飲みすることしかできなかった。
それから。
色んな挫折、失敗、試行錯誤を経て、
年間60回大学通算240回以上の合コンを主催することで、それなりのパーティートークを身に付けた。
今日は、これまで色々と努力してきた中で、トーク力を向上させるのによかったことをつらつらと書いてみたい。
トークには色んなトークがある。
女を笑わせるためのトークと、甘い雰囲気を作り出すためのトーク、ディスるとき、からかうためのトーク・・・。
そのうち、「笑わせるトーク」っていうのはけっこう希少価値が高く、イケメンとか金持ちはたくさんいても、面白い話ができる人はすごく少ない。
特に大学入試の偏差値が(国立で)60を超えるくらいの、いわゆる高学歴系の人には本当に少ない。
余談だけど、昔、某投資銀行のインターンシップに行ったときに、周りはすげー高学歴ばっかりだったんだけど、ランチや夜飯での会話がクソつまらなかった。めちゃくちゃ頭がいいのに、会話のほとんどが「俺すごい」「俺できる」ばかりの独りよがりだったのが残念だった。
※もちろん、自分と同じグループになった人達がたまたまそうだっただけかもしれない。
プライド高すぎる人は、馬鹿な自分を演じることができないから、結局「俺はすごいだろ」って自慢ばっかりになって、話が面白く無い。
すごく尊敬できる人だったらいいんだけど。
当時のインターンシップの時に、絶対こういう人らは合コン呼びたくねーなーと思っていたのを鮮明に覚えている。
みんないいトコ就職したみたいだから、"普通の"恋愛市場ではモテると思うけども。
自信満々で、高所得だから。
でも、絶対ナンパみたいなゼロから関係を築く方法はうまくいかないと思うんだよね。
だってナンパはプライド捨てて挑むゲリラ戦だからね。
そもそもナンパなんてする必要は全くないと思うけど、合コンでも同じことが言えて、
自分のステータスに下駄を履かないトークができることは、色んな場面で役に立つと思うわけです。
話がだいぶそれました。
* * *
本題に入ります。
トークを鍛えるためには色んなやり方があるけれど、まずオススメしたいのが「ウケる技術」という本です。
この本は、何が面白いのか、なぜ面白いのか、という部分を抽象化して伝えてくれるから、具体的な事例を分析するフレームワークとして機能します。
まずはじめに「ウケる技術」を暗記するくらい読んでおけば、後々のトークが「何がよかったか」「どんな技術を使ったか」を振り返ることができるため、一つ一つの会話が血肉となって身につきます。
理論を学んだ後に役に立ったのが、面白いブログを読みまくることです。
自分が思わず笑ってしまうブログがいいです。
たとえば、水野敬也さんの「ウケる日記」。
水野さんが有名になる前のブログはむっちゃ笑いました。
面白かった言い回しとかを逐一ノートにメモします。
で、それを覚えて、自分のmixiの日記とかで実際に使ってみていました。
面白い人のボキャブラリー、言葉の使い回しを真似して、自分が面白いことを書いてみる。あるいは、言ってみる。
それが面白いトークを身に付けるための近道です。
今はほとんどのブログが更新しなくなっちゃったんですけど、
・ねじを巻け、そして服を脱げ
・そう、妄想も嘘
・蹴られたい背中
とか、あとは加藤はいねさんのブログとか、昔は「テキストサイト」って言われてたサイトがとにかく面白かったんですよ。
で、そのクソ面白いブログの言い回しをパクりまくって、実際に合コンで使ったり、mixiの日記に書いたりしていました。
そういう日記を書いてるうちに、mixiの日記に
「日記めっちゃ面白いですね」
みたいなコメントが知らない人からつきだして、そこで知り合った子と色々とあったこともあります。
次にやることは、本を読んでセリフをパクりまくることです。
村上春樹の小説なんかは比喩がまどろっこしくて実践では使えないですが、伊坂幸太郎みたいなフランクな小説だと、キザっぽいセリフとかけっこうパクれたりします。
「ウケる技術」を書いた水野敬也さんの小説は全部読んでおきましょう。
で、いいな、と思ったセリフは一度はノートに書き出します。
読むだけだと身に付かないからです。
書き出して、何回か読み直す。
そんなことをしていると、ふとしたときに口に出てきたりします。
歴史小説なんかは、たまーにうんちくを語るときに便利だったりします。
ググればわかるようなことを知ってるだけで、教養がある人みたいに思われることもあるので、やっぱり読書はコスパの良い趣味だと思います。
あとはとにかく実践ですね。
合コンを主催しまくると、空気を読む力が鍛えられます。
つまらなそうにしてる子とか、話してない友達とかにいい具合に話を振る能力が必要とされるからです。
場の状況を把握して、頭の中からトークを引っ張りだして話す力を鍛えるのに、自分が主催の合コンはとてもいいトレーニングになります。
二人で話すよりも、大人数相手に話すほうが難しいし、コントロールも難しい。
なので、鍋パとかして金のかからない合コンを主催して、修行するのはオススメです。
あとは、ブログを書くこといいと思います。
今は別にウケ狙いの記事とか書いてないんですけど、昔mixiでリア友向けに書いてた時は、すごくストーリーを練ってウケ狙いの日記を書いていました。
どう展開させて、どうやってオトすか。
そうやって頭を使った経験が、トークに活きてきたと思ってます。
トーク苦手な人に共通するのは、話していてストーリーが見えないことです。
「話すこと」が目的になってしまってる。
どこにオチるのかがわからないし、何を伝えたいのかが見えてこない。
それはなぜかというと、ストーリーを頭のなかでイメージしてないからだと思います。
いま友達の非モテ王のトークを思い出して書いてるんですけど(笑)
※非モテ王については、前の記事を参照
全てをイメージしようとすると話すことすらできなくなりますが、どうやってつなげていこうかっていうのはイメージしないと、トークの収集がつかなくなります。
で、そういう構成を考えるのに、自分で真面目に記事を考えてアウトプットするっていうのはすごく良いトレーニングになります。
最近は勢いに任せて書いてしまっているので、俺もちゃんとトレーニングしないとまずいですね・・・。
年末年始の時間で、良質なインプットとアウトプットを習慣づけて、年明けから少し進化した自分になっていきましょう!
本やブログを読むインプット活動を通じて引き出しに色んなアイテムを詰め込み、
ブログを書いたり、ナンパや合コン、デートでそれを話してアウトプットするようなイメージがいいと思います。
俺も頑張ります!