俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

元SMAPのメンバーの「 #72時間ホンネテレビ 」を見て、芸能人が本気でネットを始めたら余裕で無双できることがわかった。




SMAPが好きだった。

僕が小学生の頃から彼らはずっとアイドルで、

「日本で一番カッコいい人は誰か?」

という質問が出たら、小学校の生徒の半分は

「キムタク〜!!」

と答えていた。
疑いようもなく、SMAPは日本一のアイドルだった。

木村拓哉が出ているドラマはことごとくヒットし、中学の時に美容師のドラマが流行った影響で、「将来の夢は美容師」と答えたこともある。

僕が小学生の時はナインティナインの全盛期で、「めちゃイケ」で中居正広と岡村隆史が全国を旅するような話で、岡村隆史が「ダイナマイト」を踊りながら中居君を叩き起こすシーンで爆笑した記憶がある。

SMAPは日本一のアイドルだった。
そんな彼らは去年の終わりに解散した。日本中がショックを受け、僕も悲しかった。

ソフトバンクのCMで「オリジナルスマイル」が流れ、仲良さそうにしているSMAPメンバーを見ながら感傷に浸った。


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何度見てもやっぱり、SMAPは5人がいいなぁ、と思ってしまう。



11月2日はジャニーズ事務所を抜けた3人にとって、記念すべき門出の日だった。

「新しい地図を描く」というやや挑戦的とも取れるメッセージを発し、今まで禁止されていたSNSを解禁。
"3人"のデビューもアベマTVという新しいネットメディアからだった。

昨日の21時頃だったかな。
チラッと覗いてみたら、アベマTVはネットだからといって侮ることはできず、非常にクオリティが高かった。普通のキー局と変わらないレベルのスタッフが番組を作っているように見えた。

そして何より、ゲストがめちゃくちゃ豪華だった。

ただ、生放送ということもあってか、番組自体はグダグダしていることも多く、特に、誰かが「元SMAPのメンバー」と言った瞬間に場が凍りつき、「SMAP」という単語に敏感に(というより、やや過剰に)反応する香取慎吾を見て、ネットでも触れられない話題はあるんだな、と感じた。

せっかくキー局のしがらみにとらわれない「ネット発のホンネテレビ」をやっているのに、まだまだとらわれまくっておるなと。
仕方ないけどね。


一方で、SNSに関してはしがらみなく発信することができているようだ。

香取慎吾さんや草彅剛さん、稲垣吾郎さんが番組中で、慣れない手付きでスマホをいじる姿をヒヤヒヤしながら見ていた。

おいおい大丈夫なのかよ...と。
親がLINEを使い始めたときの姿を思い出した。

ツイート内容もバズを狙うという割に、ただ単に「ツイッターをやってみた」という事実を告知しただけの内容であった。

ダメよ、ダメダメ、もっと文章を練ってウケを狙わないと...などとダメ出ししたくなるような内容であった。

こっちはツイッター歴3年。ツイッターに関しては先輩である。


5万RT


ネタツイッタラーとしては、練りに練った140文字に300ファボつけば大成功だ。
嬉しい。

しかし、元日本一のアイドルグループは格が違う。


「教えて」の4文字が3万ファボである。


空の写真を撮ったインスタの投稿は2017年11月3日20時時点で13万LIKE。
レベルが違うのだ。


眠れない。空が。新しい地図だ。おやすみ。 #眠れない

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元ジャニーズのアイドルがネットで自分たちの様子を発信する。
天下のアイドルのネットデビューがガッカリするようなコンテンツだったらどうしよう...と不安な気持ちにもなったが、草彅剛がYoutubeにアップした動画を見て、その不安は一瞬で消え去った。

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この人だかりを見てほしい。
この女子の悲鳴を聞いてほしい。

その場に現れただけで一瞬で人だかりができて、悲鳴があがる。
こんなYoutuberは世の中に存在しただろうか。

いや、いるかもしれないけど、もはや別次元のレベルの話なのだ。たぶん。
日本一のYoutuberヒカキンさんとコラボした動画は、たった一日で3,692,998回も再生され、普段のヒカキンTVの1.5倍程度のページビュー数となっている。

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僕は見逃してしまったのだが、堺正章と3人が話している様子を見て、「旧世代」と「新世代」という分け方をしている若者がとても多かったことが印象的だった。

若い世代にとっては、

「ネットで発信される情報を受け取って」

「感想をSNSでシェアする」

という行動はごく当たり前のことのようで、元SMAPの大胆な挑戦を多くの人達が好意的に受け取り、応援していた。

キムタクと中居くんを思い出して複雑な気持ちになってしまう僕は、もう旧世代側にいるのかもしれない。

ネットで最も強い武器は何かというと、

「リアルで有名である」

ことだ。

ネットの匿名文化は万人に対して平等に開かれているとはいえ、結局はリアルでファンを掴んでいる人がネットに"降りてくる"方が圧倒的に強い。

積み重ねてきた信用が段違いだからだ。

匿名で自由に発信できるインターネットで最も大切なのは信用だ。
「革命のファンファーレ」でキングコング西野さんが何度も強調していたように、信用の積み重ねこそがファンの心を掴む。

日本一のYoutuberヒカキンだって、コツコツと良質な動画(大人にどう映るかはわからないが)を発信し続けてきたからこそ今がある。

ブロガーも同じだ。
コツコツと、読者が喜ぶ情報を発信し続けてきた人が有名になっている。

この文脈で考えると、芸能人は「ファンが喜ぶ姿(情報)を発信してきた量」が段違いなわけで、ネットで活動を始めたら無双するのは当然なのだ。
積み重ねてきたものが違うから。

ただ、この信用もファンがガッカリするものばかりを発信してしまうと、徐々に失われていってしまう。
ペラペラの有料noteを書いて信用を失ってしまうツイッタラーのように。

元SMAPのメンバーもこれからは「ファンが喜ぶ情報を発信し続けることができるか」が問われていくのではないだろうか。
ただそこにいるだけで喜ばれるのがアイドルなので、その辺は大丈夫だと思うが。

「新しい地図」がきっかけとなって、新しい世代と共に、新しいメディアの形が世の中に浸透すればいいな、と思う。

新しい地図で世界を見れば、世の中はもっと楽しくなるから。

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

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