「3回デートするまでセックスしてはいけない」
という話は、あらゆる女性向け恋愛本に書かれてあります。
気高い女性であるために。
あるいは理想の結婚のためには簡単に身体を許してはいけないと。
先人たちは口を酸っぱくしてアドバイスします。
でもそういう教えを見るたびに僕は思うんです。
いやそれ、関係ないから。
「その子と付き合うかどうか」
なんていうのは正直言うと、セックスする前にほとんど決まっています。
8割は決まってる。
身体の相性云々の前に。
セックスっていう既成事実の前に。
出会った瞬間に
・顔フィルター
を通して「この子とセックスできるかどうか」
が判断され、次にデートして1時間くらいで
・中身フィルター
を通して、「彼女にしたいかどうか」が判断されてます。
付き合ってしばらくして、
・嫁にするフィルター
を通ることになるんですが、これはまたの話でいいでしょう。
もう、彼女にするかどうかにセックス関係ないんです。
たしかに先人たちが言う「3回デートするまでセックスするな」というのは、ヤリ目男をふるい落とすという意味では非常に有効なんですが、モテ男も一緒にふるい落としてしまっているのが問題です。
ハエをはたき落としているつもりが、イケメンもはたき落としてたみたいな。
そして、3回デートするまでヤラせなくても、イケメンがひたすら非モテコミットしてくれる女っていうのは
上位5%の勝ってる女性
の話で、多くの人はそうじゃないわけです。
だから悩むんですよね。
そんな事情があるにも関わらず世間のモテテク本は、勝ってる女が
「私のように振る舞ったらモテる!」
なんて言って、「私が考えた最強の勝ちパターン」を吹聴してるわけです。
いやお前、モテテク使わなくてもモテるから。
ルールズの問題点はそこです。
あれは元々モテてモテて仕方がないような、イケメンで高収入、話も上手な男が絶えず非モテコミット(=キモいくらいベタ惚れ)するような、
選ばれし女
にしか役に立たないんです。
でも僕は思ったんです。
本当に求められているのはそれじゃないな、と。
元々モテる女ではなく。
モテない女の子。
あるいは、穴モテするけど結局本命と付き合えない女の子。
そんな子が一発逆転できるような。
そんな理論が必要なんじゃないかと。
ニュートンが木から落ちるりんごを見て万有引力の法則の法則を閃いたように、僕は恋に落ちた男たちを研究して、男を虜にするための法則を見つけました。
この法則を実践すれば、少なくとも僕のことを虜にすることはできるので、安心保証付きです。惚れっぽい僕を信じてほしい。
で、君たち。
穴モテよろしく、セックスするけど「私達の関係は?」と尋ねるといつもはぐらかされて、結局好きな男と付き合えない君たち。
覚えておいてください。
別に美人じゃない君たちが男を虜にするためには、押さえるべき3つの袋があります。
・玉袋
・胃袋
・お袋
です。
この袋は昔から伝わる恋のエッセンスが詰まった袋なのですが、その本質は依存です。
依存というのは、「こいつ無しではやっていかれへん」という中毒症状のこと。
その状態に男を落とし込むことが、この理論の肝です。
玉袋。
つまりセックスを押さえることによって、男の「会いたい」という気持ちが湧き上がってきます。
女子のほとんどは勘違いをしていますが、男の「会いたい」の90%は「セックスしたい」という感情と結びついています。
そこで君たちに言いたい。
迷うことなく、玉袋を刺激せよ
と。
男の「ヤリたい」という感情を揺さぶるのです。
こんなこと書くと「男ってカスだな」とか、「お前だけの話やろカスが」と悪口を言われるかもしれません。
でもマジで、多くの男の人にとって、
「あの子に会いたい」
というモチベーションは、「やりたい」という感情から生まれます。
本当です。
性欲を否定してはいけないのです。
迷うことなく、惑わされることなく、セックスを極めよ。
AVを見て学ぶのも一つの手ですが、一番は彼と一緒にベッドでチューニングすることです。
憑依しましょう。
彼の気持ちになりきって、彼がしてほしいことを動き・表情から読み取り、完全なる彼仕様にセックスをチューニングするのです。
次に胃袋。
これを押さえられると、男は弱い。
一人暮らしの男の食事は君たちが想像する以上にひどいものです。
僕のような生粋の料理アカウントは例外です。
ほとんどの男は吉野家の牛丼にサイゼリアのパスタ、なか卯のカレーみたいなジャンクフードばかり食べてます。
そんな中、栄養たっぷりの美味しい料理を作ってくれたらどうなるでしょうか?
「あ、この子、もっと家にいてほしいわ」
となります。
人間、食欲には勝てないんです。
だってうまい飯食いたいもん。
そうやって、玉袋と胃袋を押さえることで、
「会いたい」という欲求と、
「一緒にいたい」という居心地の良さ
の両方を満たすことができます。
その2つが交じり合って、相手への依存につながっていくんですね。
それで、この理論を実践するために、どうしても捨てなければいけないものがあります。
それは、「我」です。
私ばっかりご飯を作ってあげておかしい
ではなく、
私が作ってくれたご飯を食べてくれて嬉しい
と考え方を変えなければいけません。
セックスするときばっかり呼んでくる都合のいいクソ野郎
ではなく、
会いに行けるのはやっぱり幸せ
と考えるのです。
そうやって、視点を「自分」から「相手」に移して、「相手が喜んでくれるのが嬉しい」と考えることができれば、人生が変わります。
当然、そんな難しいことは僕にはできません。
だが君ならできる。
恋してる君なら絶対に。
旬は短し、恋せよ乙女ですよ。
最後のお袋に関しては、親だけに限った話ではなく、周りの友達も巻き込んで既成事実を作っていけという話ですね。
友達同士集まって飲むとか、彼の仲間に紹介してもらうとかすると、そこに「つながり」ができて簡単に裏切れなくなります。
とにかくここまでで大事なのは、「めんどくさ!」と思わせないこと。
「めんどくさ!」という感情から男はすぐ逃げようとするので、そこはこらえましょう。
油断させましょう。
私は決して面倒くさい女ではないと。
で、ここまでだけだと、
単なる都合の良い女を製造するだけ
の理論に見えてしまうじゃないですか。
男は稀に尽くしてくれる素敵な女の子を簡単に裏切って、他の美人に行ってしまうこともありますからね。
この理論の本質はここからなんですよ。
ここまでの理論を実践して本命彼氏を依存させた上で。
彼氏を他に2人作りましょう。
昔の偉い人は言いました。
卵を一つのカゴに盛ってはならない
と。
男も一つのカゴに盛ってはいけません。
リスクは分散しましょう。
一人目は、先ほどの本命彼氏。
もう一人は、何があっても自分のことが大好きな、つまらないけど安定している男。
最後の一人は適当でいいや。手間がかからない男。
この三人でリスクを分散し、関心も分散しましょう。
男の恋心は不思議なことに、
「こいつは何があっても俺のこと好きやろ」
なんて思っている時は油断しきって相手をぞんざいに扱ったりするのですが、相手が離れていくと急に気になってしまいます。
その「急に気になる」状況をナチュラルに演出しましょう。
あっちにいったりこっちに行ったりする気まぐれロマンティックな彼女になぜか男は惹かれます。
安心と不安の感情の振れ幅によって、男の恋心は揺さぶられるからです。
その小悪魔的な気まぐれを、ナチュラルに演出しましょう。
君の友達の、腹が立つほどモテてモテて仕方がない、可愛すぎるあの子のように。
そうすれば今度はきっと、彼が勝手に追いかけてくるようになってます。
だって彼の生活は君に依存してるから。
君なしでは生きていけなくなってるから。
結論になりますが、セックスするかしないかなんて、大した問題じゃないんです。
彼女にしたいかどうかなんて、会って1時間くらいで8割は決まってる。
その8割に入れなかった。でもどうしても目の前の人を諦めたくない。
なんか危なっかしいけど、どうしても魅力的で、ダメだとわかっていても惹かれてしまう彼を手に入れたい。
そんな人は自分のプライドを捨てて、この戦略を実行してみてください。
彼女にするかどうかなんて、セックスする前に8割決まっているのかもしれない。
でも僕が期待しているのは、残り2割の女の子たちの逆転ストーリーなんです。
※コメントで「けしからん」と説教された後に書いた追記記事はこちら(怒らせてしまってたらごめん)→本当に大切なものは、失って初めて気付くもの