キャリア女子との飲み
自営
商社
外資
最低年収1000万以上
早慶東大卒
175cm以上
とかいう条件に当てはまる奴なんて山ほどいる訳で
それよか気が合って
好みの顔と身体で
ずっと一緒にいて飽きない
相手探すほうがよっぽど難しいだろ
っていう結果になった
間違いない
— MEI (@dr_mei000)
MEIさんという女性と思われるツイッタラーがこんなツイートをしていた。
自営
商社
外資
最低年収1,000万以上
早慶東大卒
175cm以上
に当てはまる人は山ほどいるらしい。
さて、本当にいるのでしょうか?
まず自営業の割合。
以下の統計によると、自営業の割合は全就労人口のうち、12%程度のようです。
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/pdf/index.pdf
2012年のデータになりますが、20代(20歳~29歳)の雇用者の人数は981万人で、そのうち自営業の人は12万5千人でした。
20代で自営業の人の割合は全体の1%のようです。
街中を歩いてて、ランダムに20代を集めたら、100人に1人くらいは自営業がいそうですね!
http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2012/pdf/kgaiyou.pdf
商社も山ほどいるみたいです。
商社の離職率は極めて低い。三井物産だと1.3%です。
新卒で入ったらほとんど辞めないと思ってよさそうですね。
面倒くさいから細かく見ないですが、五大商社がそれぞれ100人ずつ採用するとして、年間で新卒は500人。
23歳から30歳までは、7×500で3,500人くらいの20代商社マンがいるようです。
http://matome.naver.jp/odai/2142713557839559201
ただし、三菱商事でさえ、42.8歳で平均年収が1355万円ですから。
年収が1,000万に届くのは思いっきり早く見積もって28歳~29歳なんじゃないでしょうか。
http://yoikaisha.com/contents/company/8058.html
海外駐在だとたくさん手当つくみたいですけどね。
そんな人は「周りに山ほどいる」には当てはまらないわけで。
だって、日本にいないんだもん。
外資っていうのは主に外資系金融とか外資系コンサル(アクセンチュアみたいなIT含む)を指してると思うんですけど、それらの会社の採用人数もごくわずかで、山ほどいるかと言われると疑問に思います。
その年度全体で、外資一流企業に就職するのは、合わせて300人くらいじゃないかな。
どの会社を「一流」とするかによるし、一流だからといって、20代で年収1,000万いくとは限らないけど。
たとえ一流と呼ばれる大学を卒業したとしても、30代前半までに年収1,000万を超える人は数%程度です。「山ほど」いるかといえば、そうでもない。
国税庁の民間給与実態統計調査結果によると、働いている人のうち、年収1,000万を超えるのは6%程度。
800万以上にすると12%程度です。
http://nensyu-labo.com/heikin_kaisou.htm
これを20代に限定すると、年収800万以上の割合はさらに少なくなります。
20代の年収の・・・
平均値が343万円
中央値320万円
300万円未満:33%
300万円台:39%
400万円台:19%
500万円台:6%
600万円台:2%
700万円台:1%
800万円以上:1%未満
http://doda.jp/guide/heikin/2012/age/
20代で年収800万以上は全体の1%に満たないわけです。
最後に、男子で175cm以上の身長の割合。
176で区切られてるから、便宜上176cm以上とするとだいたい18%くらいの男の人が176cm以上だそうです。
http://kadrinche.la/2012/07/17/human-height-distribution-in-japan/
さて、色々と見てきましたが、MEIさんは勤務医ということで、周りに高学歴高収入の男がたくさんいるんでしょう。
当たり前ですけど、集まる人間っていうのは偏りますからね。
た・だ・し。
当たり前ですけど、上に挙げたような
自営
商社
外資
最低年収1,000万以上
早慶東大卒
175cm以上
が山ほどいるかって言ったらそうでもない。
少なくとも、街で出会うのはレア物でしょう。
たぶん、MEIさんのツイートで、「周りに山ほどいる」っていうのは、会社の同期とかを指して言ってるんじゃないかな。三菱商事の同期とか、ね。
でも、その中で
・彼女がいない
・そこそこイケメン
・トークうまい
・向上心ある
とか、Good Genes(男として生物的に魅力的な要素)を満たす人、となるさらに限られてきます。
勉強ばっかしてる奴はキモい奴もけっこう多いし、イケメンで爽やかな奴はたいてい20代の早い時期に大学の時から付き合ってた彼女とかとサクッと結婚します。
年収1,000万に届く頃に残るのは、キモいマンかチャラいマンがほとんどでしょう。
もちろん、キャリア女子の周りには高収入が集まるのはわかります。
というか、彼女達自身も高収入だから。
ですが、こういう高収入バリキャリ系の女のポジショントークを見て、普通の女子大卒業したなんでもないOLが、
「うんうん、そうだよね、好みの顔と身体の人のほうが見つからないよねっ」
なんて言ってると、それは確率的に違うぞと言えると思います。
年収1,000万近くで、20代~30代前半で、しかも男として魅力がある人っていうのは普通はほとんど出会えないと思って間違いないです。だって人数が少ないですから。
そういう意味で、女子が一生懸命受験勉強して、高偏差値の大学入って、そこで出会った優秀な男と結婚するっていうのは、ハイスペ狙い女子の結婚の王道なんだと改めて思いました。
それか、東京だとオールラウンドサークル潜り込み作戦かな。
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