このブログではたびたび、
- 睡眠をいかに効率的に取るか
- 短時間睡眠は可能か
- 日中の生産性を高めるにはどれくらい眠ればいいか
などを考えてきた。
同じようなテーマで何度も繰り返しブログを書くということは、自分にとっては重要なテーマということで、今日も懲りずに考察していく。
これまでの検証で、自分には短時間睡眠は無理で、仮に睡眠時間を少なくできたとしても、翌日は全く頭が働かないことがわかっていた。
しかし、ツイッターを見てしまうとダメだ。
ほとんど寝てない人がいるのである。
「よーし今日はもう寝るぞ!」ってベッドに入って寝ることがここ6年くらいほぼない.すべて作業中の寝落ち.そういう感じになってればいいんだけど「ファッション徹夜」を俺と同一視されてもちょっと…😇
— ドクター落合陽一 (@ochyai) 2018年7月19日
飛行機乗ったら睡眠時間削っても話題の映画は目を通すし,徹夜のお供でアニメも目を通す.「これをやらなくなると最近の若いもんは〜」が始まりそう.
— ドクター落合陽一 (@ochyai) 2018年6月24日
僕は大学時代の意識高い自分をまだ引きずっている部分があって、落合陽一さんのように眠らずにひたすら働き続ける人生ってカッコいいなと思ってしまう。
もちろんつまらない仕事に自分の時間を使うのは嫌だけど、自分の志というか、やりたいことをひたすらに没頭し続ける人生に憧れたりしている。
6年もベッドに入らず、毎晩作業中に寝落ちしている落合さんのツイートを見て、ダメだとわかっていても
「うおおおお!」
と謎に気合いが入り、「ファッション徹夜」にチャレンジしてしまうのであった。
結果、惨敗。
気合いを入れて根性を出せば、「ただ起きる」ことはできる。
全然起きていられる。
でも、ブログを書こうとか難しい勉強をしようとすると、全然ダメなのである。
何がダメかというと、
- まずやる気が出ない
- 机に向かっても集中力できない
- ブログを書いてもうまく言葉が浮かんでこない
- 難しい概念を理解できない
などの副作用があって、本当に「ただ起きてるだけ」になってしまう。
「WILL POWER」という話がちょっと前に流行っていたけど、睡眠はおそらく「何かをしよう」という意志力の源泉となる。
睡眠不足だと自分を突き動かす馬力が足りず、明らかに初動が遅れるし、注意力が散漫になり、行動力が落ちる。
結果、稼働時間が長くなる割に、生み出せるものは少なくなってしまう。
これが僕の限界で、改めてこんな記事を書いたのは
「もう余計な下心を出すんじゃない」
と自分を戒めるために他ならない。
同じようなことを何度も書いてしまってごめん!
落合陽一さんがツイッターで
「ダラダラ眠って年老いていくよりも燃え尽きるように生きて早く死んだほうがいい」
的なツイートをしていたのをどこかで見たことがあって、見るたびに「すげえなこの人....」と思うんだけど、修行すればこの域に到達することができるんだろうか?
起きているだけじゃなく、ちゃんと稼働しているのがすごい。
徹夜を繰り返し,日々緩慢な自死に向かう快感に震える.
— ドクター落合陽一 (@ochyai) 2018年7月10日
サラリーマン的な仕事ではなく、自分のためだけに働いたら、こういう一日の使い方ができるんだろうか?
自分にはできなそうだなぁ。
研究者は残業って概念がないので無限に働いてしまうから,こういう過労死話題には口を挟まないでおいた方がいいと思う.好きなことやって働いてるので,ゲームのプレイ時間が月450時間とかと近い.ネトゲのようにたまに死んでしまう人もいるが,この精神状態はサラリーマンとだいぶ違う.
— ドクター落合陽一 (@ochyai) 2016年10月9日
落合陽一さんが東京大学の博士課程に在学中に書いた「マイクロソフト留学体験記」がある。
ワクワク留学体験記 Microsoft Research 〜すごいことをするために〜
Microsoft ResearchにCV(Curriculum Vitae、履歴書)を提出し、海外インターンに参加した博士時代の落合陽一さんの貴重な記録である。
Microsoft ResearchはMicrosoftの中でも聖域のような場所だったらしい。
完全にアカデミック。純粋にアカデミックをしてよい環境が営利企業に存在することに落合陽一は感動していた。
「すごいことをしろ、なぜならそれがお前がここにいる理由だからだ」
と書かれたポスターを見て「そうだ、すごいことをしないと!」と奮起する。
彼はこの時期から今に至るまで、平均的な日本人の何倍の濃度で生きてきたんだろうか。
Microsoft Researchのラボに住み込み、朝から晩まで研究した。
食事は自動販売機。シャワーがあるので住み込みができる!
と、16時には帰宅するマイクロソフト社員を尻目に168時間連続で研究を続けたそうだ。
この留学体験記の最後はこう締められている。
なぜ研究するかって?
”普通のこと”じゃなくて、”すごいこと”をするためだ。
そのためにここに生きているんだから、と。
2013年から今に至るまで、”すごいことをしろ"に突き動かされ続けている落合さん。
そりゃあ寝てる暇なんてないよなぁ。