在宅勤務(テレワーク)で仕事に集中する方法



在宅勤務を導入する企業が増えていますが、利用する会社員からすると、

「急に在宅で仕事をしろと言っても、なかなか仕事に集中できない」

という悩みがあるようです。

僕は今のように在宅勤務が世の中に浸透する前から、スキあらば「テレワークの申請」を行い、できるだけ家で仕事をしようと努めてきました。

移動に時間を使いたくなかったからです。

在宅勤務への情熱で僕に勝る人はなかなかいないでしょう。

そのおかげか、今では在宅でもなんとか仕事に集中するコツを掴めてきました。
最初はサボってしまったりもしましたが、今は仕事に集中できています。

この記事では僕の経験を踏まえて、在宅勤務でも仕事に集中するためのTIPSを紹介していきます。

SNSを遮断する

兎にも角にもSNSです。
SNSがあるとマジで集中できません。

問題集とノートがあれば仕事が進められる受験勉強と違い、仕事は基本的にパソコンなしではできません。

「パソコンを開き、遠隔で業務を行う」ということは、当たり前ですが「いつもインターネットにつながっている」ということです。

インターネットにつながっている状態でSNSの誘惑に打ち勝つのは非常に難しいのです。

もちろん業務用のPCであれば、社内プロキシなどで監視されるため、自由にネットサーフィンをするのは憚られるでしょう。

それでも、自宅では周りの監視の目がない分、ネットサーフィンの誘惑が多くなります。
私用PCでついTwitterを見てしまう人もいるのではないでしょうか。

在宅勤務中に本気で業務に集中したいなら、SNSは徹底的に遮断すべきです。
僕は「freedom」というアプリを使って、強制的にSNSにつながらないようにしています。

SNSだけでなく、Amazonや楽天などのネットショッピング、5chなどの匿名掲示板も遮断できます。

これまでも何度も書いていますが、意志の力だけでSNSを封じるのは無理です。

ツールを使いましょう。

私用のスマホは手元に置かない

LINEがピコピコ鳴っている状況で集中はできません。
スマホの通知は切り、手の届かないところにしまっておいた方が集中できます。

出社しているときは私用のスマホを自由に触ることはしないと思いますが、自宅だと誰にも文句を言われないので、つい際限なくスマホをいじってしまいます。

在宅勤務で仕事をしているつもりが、実はほとんどの時間でスマホをいじってただけ、という人はかなりたくさんいると思います。

会社では忙しそうに仕事をしていたけど、無駄な会議で時間を消耗していただけで、実はそんなに仕事がなかった...と気付いてしまった人もいそうです。

「成果にコミットしてるからスマホくらいいじらせろや」と言う人もいるかもしれませんが、それでもスマホを触って「ながら仕事」をするよりも、スマホを手放して集中して仕事してしまったほうが気持ちよく働けます。

スマホは下駄箱に入れておきましょう。

誘惑されるものを目に入れない

今は開かれたオフィスの方が多いのかもしれませんが、昔の会社にはパーティションがありました。

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パーティション

僕は個人的にパーティションが好きです。
視界に余計なものが入らないほうが集中できるからです。

自宅でオフィスのようなパーティションを設置するのは難しいですが、極力余計なものは目に入らないようにしましょう。

自宅の机のそばにテレビがあったりすると気が散ります。
余計なものは片付けましょう。

ちなみに“布”と“100均の棒”などを使って「なんちゃってパーティション」を自作するのもかなり効果がありました(笑)

机の横に木の棒(スマホスタンドでも可)をくっつけて、そこに布をかけるだけです。

在宅勤務中の休憩の取り方

在宅勤務中は休憩の取り方も難しいですよね。
チャットを「オンライン」にしたまま、ちょっと疲れたなとソファに横になったら最後、いつの間にか寝てしまうこともあります。

少しくらい眠って生産性を取り戻すのもいいと思いますが、油断するといつまでも寝てしまうのが難点です。

やはり休憩は時間を測って、決められた時間が過ぎたら自席(パソコンの前)に戻るように制限を設けるのがいいと思います。
テレビ会議が始まる10分前とかに休憩するのもいいかもしれません。

何か区切りがないと、延々に寝てしまいます。

どう考えても「業務中に眠りまくる」のは望ましい状態ではありません。

子供がいる家庭で在宅勤務に集中するにはどうしたらいいか?

「子供が騒いで仕事に集中できない」という声をよく聞きます。

自分の部屋がある人は会議中は部屋にこもって仕事をすることもできますが、その場合はパートナーの協力が不可欠でしょう。

保育園にお子様を預けることができる方はいいですが、保育園に預けられず、かつ共働きの場合はほぼ詰みます。

でもこれからは、そういうご家庭の方も増えてくるはずです。

保育園が閉鎖されるかもしれないしね。

そうなると、会社側の制度を変えなければ対応は難しいでしょう。

在宅勤務を導入する場合は「9時から18時まで業務しなさい」みたいな、「業務時間の縛り」をなくして、成果で評価するようにしていかないと長期的には厳しいと思います。

業務時間の縛りをなくせば柔軟な働き方ができます。

子供が寝ている夜や早朝、集中が必要なクリエイティブ業務を行い、日中はメールの返信だけにする...みたいな。

社会全体での在宅勤務へのシフトはもはや確定的なので、評価制度も在宅勤務に合わせて変化させていくべきなのでしょう。

在宅がメインになると、「業務時間にちゃんと働いていることを評価する」とか「一生懸命頑張っている姿」を評価することはできません。

これからは形だけでない、ガチの成果主義が徐々に浸透していくような気がしています。