俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

10年間「モテ」と「部屋」の関係を研究し続けた男の暫定的結論




ツイッターでモテ部屋が話題になっていた。

hitorigurashi-lab.com

妄想ツイで有名なカツセさんがモテ部屋に住む友人、大平兼士さんの部屋に遊びに行くというもの。

部屋には生活感がなく、廊下からトイレが丸見えで、ベランダにテーブルが置いてあるオシャレ部屋だ。
家賃は14万7千円。大富豪である。


このモテ部屋特集を見て、我が人生を振り返った。

オシャレな部屋に住んで、モテる───。
そんなことばかりを考えていた。


思えば僕の人生は引っ越しの連続だった。


家賃4万のボロボロの部屋。
家賃1万の醜悪な学生寮。
東京の繁華街近くの部屋。
ちょっと閑静な場所にあるマンション。

色んな部屋に住んできた。
無理して家賃の高い部屋に住んだこともあるし、繁華街から徒歩5分の部屋を選んだりもした。

毎年のように引っ越しして、そのせいか僕は常に貧乏だった。

日々試行錯誤を行い、

モテる部屋とは何か

を考え続けた。


結論から言おう。

部屋とモテはほとんど関係ない。

驚くほど関係ない。
家賃が5万上がっても全然モテない。
その金で自分を磨く修業をした方がいい。

「モテること」が「出会った女の子が好意を抱く確率」だとしよう。
その場合、部屋は全く関係ない。

というか、

「俺、いい部屋住んでるんだよね。港区のタワマンなんだけど」

なんて言うと、普通の女の子はドン引きする。

「金にモノを言わせて口説く非モテ」

と認識されてしまう。

恋愛本によくある

「露骨な言葉を避け、いい部屋に住んでることを匂わせる」

テクニックを使ったとしても、それで好感度が上がることはまずない。

男女が関係を築き始める段階において、部屋のスペックが重要視されることはほとんどなく、付き合ってから部屋のスペックが原因で振られることもない。

女の子は好きになった男に対しては驚くほど寛容で、ボロい部屋でも愛してくれる。
女の子の本当に良いところだと思う。


「モテること」が「経験人数を増やすこと」だとしよう。
それでも部屋のスペックはほとんど関係ない。

経験人数を増やしたい場合、最も重要なのは繁華街からの距離である。
女の子と飲みに行って、少し酔っていい気分になった時に、気分を壊さずに歩いて行ける距離にあるかどうか。

繁華街から部屋が遠くても何もできないわけではないが、「歩いて行ける距離」に勝る安心感はない。
部屋の広さや景色の良さ、築年数よりも、繁華街からの距離の方が大切だ。

ちなみに経験人数を増やして「モテる気分」を味わいたい場合、最も重要なのは十分に自分の時間があることだ。
女遊びは時間がかかる。時間に余裕がないと厳しい。
できれば20代前半のうちにやってしまうのがいいだろう。


さて、部屋のスペックとモテはほとんど関係ないと述べてきた。
それでも良い部屋に住むとしたら、そのメリットは何か?


良い部屋に住むメリットは一人で部屋にいるときにこそ発揮されるものだと僕は思う。


僕は学生のとき、世紀末の世界にただ一つだけ残ってしまったような、ボロボロのマンションに住んだことがある。
そんなボロボロのマンションでも、女の子を連れ込むことはできる。それは問題ない。

問題は、一人でいるときだ。

狭くてウォッシュレットのないトイレ。暗くて足を伸ばせない風呂。
漏れてくる隣の部屋の声。ミシミシうるさい床。
玄関の前にセミの死骸を置かれるなど。

これら全てが精神を削っていく。

隣の部屋と壁をどつきあう日々に消耗し、まだ東京で消耗してるの?うるせえ。部屋に消耗してるんだと言いたくなる。

このような不幸は、家賃が上がるとほとんどなくなる。
お金は自分を幸せにするものなのではなく、不幸を防ぐためにあったのだと感じた。

仕事で疲れて部屋に帰ってきたとき、部屋が綺麗だとなんか嬉しい。
天気が良い朝に、ベランダに出て太陽の光を浴びると気持ちいい。
宅配ボックスが充実していたり、食洗機がついていたり、乾燥機付きの洗濯機があれば生きていくのが楽になる。

逆に言うと、広い部屋や高い部屋に住むメリットはそれくらいだ。
友達がいないとホムパだって開けない。


結局、大事なのは人なのだ。
部屋ではなく人。

それを踏まえた上で、少しでも部屋をオシャレに見せたり、いい雰囲気にしたい場合のコツは以下のとおりだ。
僕が10年間考えて出した結論。

  • 生活感をなくす
  • 物を少なく
  • 家具を低めにすると部屋が広く見える
  • 蛍光灯ではなく暖色系の照明を使う
  • できれば間接照明を使う
  • J-POP以外の音楽を流す
  • ベッドとソファの距離を近くする
  • ソファは必ず二人がけ
  • 色調を統一する
  • 色のトーンを抑える
  • 植物を飾るのは上級者


つまり、冒頭の大平さんの部屋をパクりましょう。