僕は昔、けっこうガチな部活をやってたんですけど、そこでよく言われていたのは「心・技・体」を意識して鍛えろ、ということでした。
スポーツを上達させる上で、まず目が行きがちなのは「技術」です。
次にある程度のレベルの人になると、技術を支えるための「身体」を鍛える必要性に気付きます。
でも、なかなか目がいかないのが「心」を鍛えるということなんですよね。
「スラムダンク勝利学」という本がありました。
スポーツドクターの辻秀一さんが書いた本で、そこでは技術と身体を鍛えるだけでなく、心を鍛えることの重要性を説いています。
最高のパフォーマンスを出すためには、心の状態が非常に重要なのだと。
長いことまともにスポーツをやらないでいたので、すっかり忘れていたんですが、今日たまたま漫画喫茶で「Baby Step」というテニス漫画を読んで思い出しました。
さて、ナンパの話をしてみます。
ナンパはスポーツのようなものだと以前書いたことがあります。
では、ナンパを上達させるための「技術」とは?
たぶん一言で言い表すことはできないけれど、それはルーティーンだったり、立ち振る舞いだったり、声掛けのタイミングだったりすると思います。
これらは色んなナンパ師を見て学ぶべきことでもあるし、自分で研究して磨いていくものでもあると思います。
市販されているナンパ本に書かれていることは、ほとんどが技術に関することですね。
ナンパにおける「身体」とは、筋トレをしてスタイルを維持・向上させること。
そしてよく通る声の出し方をトレーニングすること。髪型、服装も広義の「身体」に入るでしょう。
これらもナンパ界ではよく議論されます。
身体を鍛えて代謝を良くし、太りにくい身体を作ることは健康のためにも重要です。
最後に、「心」とはなんでしょうか。
誰だって、アポのときに緊張してうまいこと言えなかったときはあると思います。
逆に、思い通りに相手をコントロールでき、精神的にすごく余裕があったときもあるはずです。
この「良い精神状態」を偶然ではなく、自分の力でコントロールして、維持できるようにすることが、心を鍛えるということだと思います。
たとえば、声掛けのときなんかは、地蔵になって何もできないときと、次から次へと言葉が浮かんでくる超サイヤ人状態があると思います。
余裕があり、言葉が次々と沸いてきて、素晴らしい瞬発力で女の子に声をかけ、笑わせることができる「超サイヤ人の状態」にいつでもなれるようにしたい。
でも、どうやって?
そのヒントが、今日漫画喫茶で読んだ「Baby Step」にあったので、紹介します。
4巻です。
テニスっていうのは、20秒間のインターバルがあるらしいんですが、そのインターバルの時に、「『いい時』を思い出せ」とコーチは言っていました。
試合中はミスするとショックだろう?疲れてればなおさらだ。
でも そういう苦しい時ほどいい時を思い出す必要があるんだ。
テニスはメンタルが大きく左右するスポール。
どんな時でも、20秒でいいときを鮮明に「思い出す」ことで、
ベストの精神状態を作り出せるようになったら試合で有利だとは思わないか?
そして、コーチは続けます。
わかるだろ?
心も技術と同じ・・・・
練習で訓練するものなんだ。
それを知らなかったキミのメンタルはゼロから前進した。
この進歩は大きい。一日だって大きく変わるはずだ
我々がナンパするとき、いや、ビジネスでもそうかもしれませんが、
「良い時」を瞬間的に思い出し、日常的に良い精神状態を作り出すことができれば、それはすごく強い武器になると思います。
セルと闘うときに、悟空が自然と超サイヤ人になっていたみたいに。
技術と身体と心。
3つを意識して、日々の修行に励みたいと思っています。
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