駅まで近い三田・田町のタワーマンション「カテリーナ三田タワースイート」



「三田・田町」という駅名を聞いたとき、第一に思い浮かべるのはかの有名な「慶応義塾大学」だろう。
田町駅から徒歩8分の位置にある私学の雄、慶應大学。
秋には一部のマニアに「天下一武道会」と呼ばれる学園祭という名のナンパ大会が開催される。

昨年の秋には、キラキラ界に輝く星★ばびろんまつこさんが住んでいたことでも話題になったのが三田・田町駅である。


三田・田町には、銀座や六本木のような「みんなで飲みに行く繁華街」というイメージはなく、どちらかというとオフィス街のイメージが強い。
そして港区の中ではなんとなく田舎っぽいイメージがつきまとっているのも三田・田町駅の特徴である。

僕は女友達と

「なぜ三田・田町は東京の中心にあるのに田舎に感じるのか?」

と議論したことがある。

そこで出た結論は

「『田』という文字が悪い」

ということだった。

「田」が付くだけでなんか田舎臭いイメージになってしまうのだという。
たとえば、五反田や町田のように。

もし仮に三田駅が白金三茶みたいな名前だと、断然カッコ良い響きの街になるだろう。

一方で、田町が広尾町、みたな名前にになっても田舎っぽさはあまり変わらない気がするから不思議なものだ。同じ「町」でも神谷町はすごく都会っぽくて、駅のイメージが我々に及ぼす影響は大きい。

ちなみに田町は明治時代には「芝田町」と呼ばれていたそうだ。
芝田は僕の高校時代の体育教師でもある。


兎にも角にも田舎臭い三田・田町だが、実は駅は港区内でも相当強い。
六本木に自転車で行ける距離な上に、何気に品川やお台場にも近い。

周辺には

  • 浅草線
  • 三田線
  • 山手線
  • 京浜東北線

などの強力な路線が立ち並ぶので、彼女ができたときに家におびき寄せるにはもってこいのロケーションである。

そして、そんな三田駅から徒歩2分という最強のロケーションにあるのが、「カテリーナ三田」という売れない芸能人のような名前のマンションである。

カテリーナ三田タワースイートのの家賃水準は六本木ほど高くなく、45平米で20万円くらい。
しかも駅から近く、スーパーもすぐそばにあるため、「三田・田町」という駅名以外は素晴らしい物件と言うことができるだろう。
(ただし、「六本木ほどではない」と言っても、なんだかんだ家賃は高い)

www.ma-minatoku-chintai.com

エントランスにはお馴染みのソファが置いてあり、エレベーターに乗る前に謎のエスカレーターを上がる造りになっている。

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このマンションはかつて、29階のゲストルームで数々のホームパーティが開かれたらしいが、住民から苦情が来たとかで、色々と厳しくなったそうだ。詳しい事情は住んでない(住めない)からわからないけれど。

田町駅のすぐそばにはTSUTAYAもあり、僕が仮にこのマンションに住んだならば、ルーティーン「三田・田町」を駆使し、

「ちょっとDVDでも見て帰ろうよ」

と女の子を口説きまくるに違いない。

また、田町駅周辺には安くて美味しい居酒屋がたくさんあるため、気楽に飲みに行きたいときにはとても良い環境と言えそうだ。
2006年に建てられたこともあって、部屋は割と綺麗で、中には謎の洗濯機がついていた。

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トイレがウォッシュレットというのもとても重要なポイントだ。

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僕はウォッシュレット以外ではトイレを使えない。
なぜなら、ウォッシュレットを「強」にして当てる瞬間こそが、人生で最も幸せなひとときだからである。


カテリーナ三田にはライブラリーと呼ばれる自習室がある。
このような自習スペースが自由に使えるかどうか、というのは日々の生活を充実させるのにとても重要だと思う。

僕のような怠け者は、部屋にいるとネットサーフィンしてしまったり、鉛筆を握って勉強するつもりが別のものを握っていたりするので、こういう「部屋から隔離された勉強空間」というのは大変ありがたい。


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カテリーナの住民は意識が低いのか、ひとつ目のアットホームなライブラリーはガラガラだった。

もうひとつあるライブラリーは金持ちそうなオッサンが分厚い本で勉強していた。
こういうおっちゃんを見習いたいものだ。

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カテリーナの中を歩くと、なんとなくだけど小さな団地のアパートのような、「普通のマンション感」が溢れていて、僕にはその空気がとても心地よかった。
タワーマンション特有のギラギラした感じがなく、温かい家族の香りがしたからだ。

マンションの目の前には公園があり、子供が駆ける様子を母親たちが見守っていた。
そこには六本木のような男と女の駆け引きなどは存在していなかった。

平和な家族の団欒と、子供に注がれる無償の愛で満ちた公園を背に、
僕は「もしこのマンションに住んだらどうやって女の子を連れ込むか」ばかりを一心不乱に考えていた。