今日は久しぶりに有料自習室に行ってみました。
有料自習室というのは、勉強したい人向けに開放されている大人の図書室のようなもので、1時間あたり300〜500円程度の価格で静かな自習室の机を借りることができます。
月単位で借りる場合はひと月8000円くらいで、一日使うことができるような料金体系になっています。
有料自習室のイメージはこんな感じです。
(プライバシーに配慮して自席から撮影)
みんな英語の勉強や簿記の勉強、大学受験の勉強をしていて、『Googleアドセンス マネタイズの教科書』なんて読んでいるのは僕だけでしたね(笑)
最近はめっきり自宅学習を中心にしていたのすが、自習室を使ってみたら思った以上に集中できました。
この記事では「有料自習室を使ってみようかな、どうしようかな」と迷っている人のために、有料自習室のメリット、デメリットを考えてみます。
外で勉強することのメリット
有料自習室の良い点のひとつめは、「誘惑が少ないこと」です。
家にいると“見てはいけない動画”を見てしまったり、無駄にネットサーフィンしてしまうのですが、他の人の目がある有料自習室ではそのような真似はできません。
目の前の仕事に一心不乱に集中できます。
できることならスマホも持たずに自習室に行った方がいいでしょう。
そうすると、「もう勉強するしかない」環境に封じ込められることになり、強制的に総勉強時間が増えます。
図書館でも同じ効果があるかもしれませんが、公共性が高く誰でも無料で使える図書館よりは、有料自習室のほうが集中しやすいです。
有料自習室の良いところのふたつめは、「周りの人が勉強していることによって自分も集中できること」です。
一人で勉強したり仕事をしているときはなかなか気付きませんが、周りの人が必死に勉強していることによるモチベーションアップは相当大きいです。
大学受験のときなどは、予備校の自習室や教室で、友達と一緒に勉強した人もいるかと思います。
友達がいることで無駄な時間が生じることもあるのですが、それ以上に「周りが頑張ってるから自分も頑張ろう」と思えることによるプラスの効果は大きかったように感じます。
僕は今回は読書やPC作業のために自習室を使ったのですが、資格試験の勉強や大学受験の勉強をしている人の方が「競争による集中効果」は高いでしょう。
最後に「なかなか帰れないこと」です。
僕はよく、スマホを封印したいときはマンションの1階にある郵便受けにスマホをぶち込み、簡単に取りに行けないようにします。
手が届く距離にスマホがあると、どんなに強い意志で「スマホは見ない!」と意気込んでも、結局見てしまうからです。
物理的に距離を置いてしまうのが一番いい。
「自習室に行く」ということは、眠いときについ横になってしまうベッドから離れることであり、家に転がっている漫画から距離を置くことでもあります。
オフィスに行くと仕事モードになるように、気合を入れて外に勉強しに行くことで、勉強モードに入ることができるのです。
外で勉強することのデメリット
自習室には良い面もたくさんあるのですが、悪い面もあります。
有料自習室の悪い点のひとつめは、たくさんの荷物を持ち込めないことです。
センター試験の全科目を勉強したい日があるかもしれませんが、全科目分の過去問を持っていくことなんてできません。
重すぎるからです。
社会人が勉強目的で使う場合でも、パソコンと一緒に本を数冊持ち込むのはかなり重いです。
なので、勉強したい科目・項目が複数あって、短い時間で切り替えながら勉強する場合には有料自習室は向いていません。
家に大量の資料があって、それを参照しながら仕事をしたい場合にも向いてません。
有料自習室は、「一つか二つの科目に集中して一気に終わらせる」とか、「一気に原稿を書き上げる」みたいな、何か一つのことを一気に集中して進めたい場合に有効です。
有料自習室の悪い点のふたつめは、「ときには変なやつが現れることもある」点です。
ペン回しがうるさい人、ゴソゴソと物音を鳴らしまくる人、鼻水をすすりまくる人、音楽が音漏れしてる人...。
どこの自習室でも極稀に、こういう「集中を阻害してくる人」が出現することがあります。
本番の試験で現れたら終わりですね。
せっかくお金を払って勉強しているのに、変な人が現れたら全く集中できません。
なので、できる限りの自衛手段は持っておきましょう。
具体的には、耳栓を常備しておきます。
ノイズキャンセリング・ヘッドホンがあればなお良いでしょう。
これはセールストークという意味だけではなく本気で思っているのですが、
全ての受験生は耳栓とノイズキャンセリング・ヘッドホンを買ってもらうべきだと思います。
周りの音で普段の勉強の集中力を乱されるのはあまりにももったいないからです。
【関連記事】耳穴の大きい人でもフィットする耳栓「MOLDEX Meteors」を使った感想
最後に、食糧問題ですね。
お腹がすいたときに軽く腹に入れられるものがありません。
コンビニに行くとお金がかかります。
今日、僕が行った有料自習室は飲み物はコーヒー含め飲み放題だったのですが、食べ物はさすがにありません。
「お腹がすいたときにすぐに物を食べなくて済む」
という意味ではダイエットにもいいかもしれませんが、空腹に耐えながら机に向かうのは若干辛いものがあります。
特に自習室を使うような方は切羽詰まった受験生が多いかと思います。
食事には十分に気をつけて、栄養がたくさんある料理を食べてください。
ちなみに今日行った自習室は加湿器が稼働していて、乾燥しないように気を遣ってくれていました。
ここまで色々とメリット・デメリットを書いてきましたが、集中力アップ効果も高く、時間を有効に使いたい人には総じておすすめです。
勉強場所を探している社会人の方も積極的に使ってみてほしいです。
「住んでる地域 自習室」
で検索したり、Google mapで「自習室」と検索すれば色々とヒットします(田舎だと自習室が存在しないかもしれません)
コワーキングスペースも自習に使える
「コワーキングスペース」とは、フリーランスの人や自営業の人が作業するために借りる仕事場です。
コワーキングスペースも自習室のように使えます。
受験生は少ないですが、自習室に比べてラフな雰囲気で勉強できるメリットもあります。
また自習室に比べて部屋が綺麗なことが多いです。
一方で、パソコンの音などが気になる可能性もあります。
コワーキングスペースはこんな感じで、開かれた雰囲気の場所がほとんどです。
自習室の場合は仕切りがあって、閉じられた環境で集中することが多いです。
関東圏や関西にお住まいの方であれば、コワーキングスペースの「BIZcomfort」は24時間使えてキレイなので、コワーキングスペースとしても自習室としてもおすすめできます。