ローランドのミニマリストな自宅と生き方を見習う



Youtubeで面白い動画を見つけた。
新宿ホスト界の帝王・ROLAND様の自宅を紹介する動画だ。

・現代ホスト界の帝王ROLAND。超ミニマリストな自宅を公開。【ROLAND社長-完全密着-】vol.018

www.youtube.com


部屋のテーマは「生活感の徹底排除」

無駄なものは徹底的に省き、部屋には配線すら見当たらない。

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窓から見える美しい東京の夜景が最高のインテリアになっていた。

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この動画がただの部屋の紹介なら心惹かれることはなかったのだが、動画の中に挟み込まれているローランドの考え方が大変共感できるものだった。

たとえばメモ帳。

今はみんながスマホを持っていて、evernoteだったりGoogle Keepだったりにメモを残している人が多いと思う。
でもローランドはアナログにこだわる。

愛用しているのはアブラサスの「薄いメモ帳」である。

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「薄いメモ帳」はA4の紙があればどこでもメモを残せる優れものだ。

ローランドはなぜアナログにこだわるのか。
携帯の通知に振り回される行為に生産性が無いからだとローランドは語る。

「何かパッとワードが浮かんだとか、アイデアが浮かんだ時に携帯にメモしようとするじゃん。

そしたら何か通知が来てる。

それで携帯を見て、こんなのが来てる、こんなのが来てる。

あ、そういえばこんな用事もあったな。連絡を返そうってなった時に、Yahoo!ニュースが更新されてる、見よう....

あれ、俺って何をメモしたかったんだっけ、思いついたんだっけっていう時とかってない?

本当に携帯っていうのは人の人生をすごくジャンクフードのような時間にして勿体ないなと思って。

生産性が無いのよ、そこに」

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携帯の通知に振り回され、SNSでジャンクな情報を大量に浴びて、僕たちは人生の大切な時間をガラクタのように扱ってしまっている。

スマホは生活を便利にしたけれど、人を幸福にはしていない。
スマホから富は生まれたけれど、人生を豊かにはしていない。

その証拠にみんな眉間に皺を寄せてツイッターの炎上を眺め、電車の中では物の怪に憑かれたようにスマホゲームに没頭してる。

oreno-yuigon.hatenablog.com


余談ながらアブラサスの薄い財布はキャッシュレスの時代にピッタリの良い商品だと思うので、気になる人はチェックしてみてほしい。


ローランドの部屋の家具はカッシーナで統一。派手さはないけどミニマルで洗練されているのが気に入っているのだという。
香水はジョーマローン。化粧水は無印良品だった。

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無印良品は僕も愛用していたことがあるので、ローランドが使っていると知って嬉しくなった。

oreno-yuigon.hatenablog.com

服を一着に絞る

ローランドは何種類もの服は着ない。
各用途で一着のみ、一番気に入ったものだけを着る。

その哲学は靴も同じ。

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「各使用用途で1足のみ、とびっきりの1個を大事にしたいから」

ジム用の服や旅行用のバッグも全部「各アイテム1個だけ」を徹底している。
毎日とびっきりの1着だから毎日モチベーションを保てるし、体型の変化にもすぐに気付くのだという。


「服の数を絞る」

というローランドの考え方に雷に打たれたように共感した。

僕も色々と無駄に買い物をしてきた。
タンスの奥底にしまわれたまま1年以上袖を通していない服もたくさんある。

捨てた。

ローランドほど徹底できていないが、

  • カジュアル(ゆるい服)
  • ドレス(かっちりした服)
  • スーツ(仕事・冠婚葬祭)
  • 運動着(ジム)

の4つのパターンの服を残し、着ていない服や靴はできる限り処分することにした。
1着には絞り切れていないが、組み合わせは格段に減った。

これが私服の高校生だとまずかったかもしれない。
同じ服ばかり学校に着てきていたら「臭い!」と女子に馬鹿にされる恐れがあるし、なんというか私服の高校は毎日がファッションショーみたいな面もあった。

しかし今は社会人である。

毎日同じ人に私服で会うわけでもないし、ファッションショーで勝負しているわけでもない。

気に入った1パターンの服があればそれでいい。

全く困らない。

また来月もまた来年も、同じ人に同じ服を着て会えばいい。


服の種類を減らすと良いこともある。

手元にある服を大切にできる。
手元にどんな服があるかを全て把握できる。
着ないまま眠る服がなくなる。


今日は久しぶりに靴を磨いた。
履かない靴を捨てて履く靴を厳選すると、残った靴を大切にできる。

物を持たない生活は、物を大切にする生活でもある。

テンションが上がる一着・一足・一冊・一つの道具を大切に使うといい。

10月はずいぶんと物を減らしてきた。
まだまだ目指したシンプルの極みには全然届かないけれど、部屋も頭もスッキリしている。

狂ったように物を処分してハッとした。

「僕はなんて無駄な買い物ばかりしてきたんだろう」って。

気に入ったものを一つだけ使う。部屋に無駄に物を置かない。

それは不便さを我慢することではない。物が減ると生活がシンプルになる。
どこに何があるか、ちゃんと把握できるようになる。
部屋が片付けやすくなるし、散らからない。
着る服にも迷わなくなる。

そうやってシンプルにシンプルに、不要な物を削ぎ落としていく生活は、思った以上に快適だった。

「ミニマリスト」というと「物がない生活」をファッションにして、不便な生活に耐えているイメージがあった。

段ボールをテーブルにしてご飯を食べるようなミニマリストはダサいと思っていた。

でも「必要なものを一つだけ」「余計なものは置かない」というシンプルな生活を志向する「ミニマリスト」は全然不便じゃないし、むしろ頭がスッキリするし、物は大切にできるし、部屋は綺麗になるし、今のところ良いことばかりであった。


最後に余談の余談ながら、ローランドが愛用しているパンツが

「ユニクロのウルトラストレッチレギンスパンツ(1990円)」

だと知り、ユニクロに試着に行ったものの、レディースのパンツを履くのにどうしても抵抗があったため購入を見送ったことを申し添えておく。

www.uniqlo.com

近いうちにもう一度試着に行ってみようと画策中だ。