片付けができない人の特徴|片付け上手に生まれ変わるには



昔から片付けが苦手だった。
一番ひどかったのは高校生の頃だったろうか。

足の踏み場もない部屋の中をつま先立ちで歩きながらベッドに向かう日々。
ベッドの上だけが唯一足を伸ばせるスペースだった。

大学に入って部屋で合コンをするようになってからは、まるで廃墟のように生活感を消そうと努力した。
生活感を消した方がモテるからだ。モテるためなら多少の不便さも構わない。

机や冷蔵庫がなくても死にはしない。
しかしモテなくなった大学生は屍も同じだ。

この世の春を謳歌した大学時代。
驕れる者は久しからず、いつまでも遊び続けることはできない。

ある時期資格試験の勉強をして、就職活動を経て、また部屋は荒れ放題となった。
生活感のないオシャレな部屋はどこに行ったのやら。

足元には脱ぎ散らかした下着やTシャツでいっぱいになっていて、開きっぱなしの漫画と本が乱雑に置かれていた。

同じ私でも、片付けができる時期とできない時期があった。
何が違ったのだろうか?

そして人生で色々な女性とお付き合いしてきて、部屋が綺麗な人もいれば汚い人もいた。
何が違ったのだろうか?

この記事では私の経験をもとに、片付けができない人とできる人の違いを分析する。

そして片付け上手になるための心構えを説く。

今の私は片付けできない自分を克服できたからだ。

君も明日からは汚い部屋とはお別れだ。

片付けができない人の特徴

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片付けができない人には共通の特徴がある。
その特徴がゆえに、できない人の部屋は片付かない。

私は長年自分自身を観察し、そして片付けができない女を見て、問題点を洗い出した。
片付け上手になるには、これらのアンチパターンを全て潰すだけでいい。

出した物を元の場所に戻さない

片付けができない人間の最大の特徴だ。

なぜか、出した物を元に戻さない。

その本はどこから出した?
本棚からだ。

その散らかっている服はどこから出した?
タンスからだ。

その出しっぱなしのコップはどこにあった?
戸棚だ。

全ての物には帰るべき場所がある。

我々が家に帰るように、物にも戻る場所がある。

片付けができない人は、出したら出しっぱなし。
決してしまわない。

なぜだろうか?
その理由は次のとおりだ。

片付けを常に後回しにする

片付けができない人は必ず「あとでやる」を溜め込んでいく。

暇になったから片付けよう。
疲れたから明日片付けよう。
仕事が忙しかったから週末に片付けよう。
週末は遊びに行きたいから来週片付けよう。

...そして部屋は永遠に片付かない。

暇になっても片付けない。
どうせスマホを見て時間を潰してる。

断言してもいいが、気を散らす物が溢れる現代では、片付けの優先順位がスマホ以下の人は永遠に片付けが進まない。

片付けは「少しでもいいから一番最初にやるもの」なのだ。

具体的にどうすればいいかは「片付けができるようになる方法」で紹介していく。

自分のキャパよりも物が多すぎる

片付けができない人はそもそも物を持ちすぎだ。
タンスの中には3年着ていない服が誇りを被って眠ってる。

「もしかしたら使えるかもしれない」が積み重なり、物は減らずに増える一方。
物が増えるということは、気が散る対象が増えるということでもあり、スペースが減ることでもあり、片付けなければならない物も増えるということでもある。

私の経験上、物を増やしすぎていいことはあまりない。
部屋が狭く見えるし、ごちゃごちゃと視界に物が入るだけで集中力が削がれてしまう。

「収納があるんだから収納にしまえばいい」

と片付け下手な人は言う。

それがダメなんだ。

スペースがあったら何でも詰め込む!

収納は四次元ポケットじゃねえんだぞ!!


片付けができない人は皆、収納スペースにパンパンに物を詰め込んでいた。

スペースの余裕を潰そうとするのだ。

スペースは潰すものではなく空けるものである。

その認識を改めるのが、片付け上手への第一歩だ。

そもそも時間がない

人間、どうしても忙しい時期がある。
受験・就職活動・プロジェクトの繁忙期...

忙しい時期は片付ける余裕がない...と思うよな。

そもそも片付けする時間なんてねぇよと。

違うんだな、それが。

片付けは積み重ねだ。
まとめてやろうとするから時間がかかる。

毎日の3分が大事なんだ。
その3分を捨てるから、物が散らかりっぱなしになるんだ。

あとで捨てるが癖になってる

片付けできない人は、物を捨てない。
服を捨てるとか本を捨てるという意味ではなく、スナック菓子を食べた後の袋を捨てずにテーブルに置きっぱなしにしているのだ。

「後で捨てる」
「まとめて片付ける」

が癖になっているため、ちょっとした物を捨てずにテーブルに出しっぱなしにする。

物が散らかりすぎると、片付けのモチベーションがわかなくなる。

食べたら捨てる。終わったらゴミ箱へ。

子どもでもできる、当たり前の作業だ。

物が捨てられない

片付けができない人は物が捨てられない。

「もしかして後で使うかも」

「捨てたら後悔する日がくるかも」

と、どうせ使わない物の未来を心配し、物を保持し続ける。

私の経験上、ほとんどの物について以下の鉄則が当てはまる。

  • 1年着なかった服は来年も着ない
  • 半年読まなかった本はこれからも読まない
  • 物を置くスペースにも家賃がかかる
  • 必要になったときに必要な物を買えばいい

「いつか使う」は大体使わずに置物になる。

勇気を出して捨ててしまおう。


【関連記事】積ん読を防ぐ方法|「今、必要な本だけ」を買おう

片付けができるようになる方法

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片付けができるようになるための秘策を授ける。
誰にでもできて、効果はてきめんだ!

とりあえず軽い気持ちで始める

軽い気持ちで始めよう。
スタートのハードルは下げるに限る。

「この汚い部屋を全部片付けてやるぜぇ」

などと意気込んでたら、片付けは始められない。

片付けのハードルは朝のラジオ体操よりも低くあるべきだ。

  • 10分以内
  • 負荷なし
  • やってて気持ちがいい

これくらい楽にしないと片付けが始まらない。

その代わりに、気付いたらすぐに片付け始めよう。

最初に片付けをする

片付けを最後に持ってくるからいつまで経っても片付けない。
職場のデスクが汚いタイプの人は大体これ。

デスクが綺麗な人は、仕事が始める前にサッと綺麗にして、仕事終わりに物を閉まって帰る。

散らかっているデスクは生産性を下げる。
必要な物がすぐに見つからず、常に気が散らされる物が目に入る。

まずは片付けから始めよう。

ときめかない物は捨てる

物、減らそう。

手に取ってみて、ときめかなかったら捨てる。

いまこの記事を読んでいる君。
ここまで読んだということは、けっこう片付ける意欲はあるってことだな?

よし、部屋をゆーっくり見回してほしい。

けっこうときめかない物、多くない?

目についた使わない物はエイヤと捨てていこう。
捨てても捨てても物はなくならない。

豪快に捨てるくらいでちょうどいい。
それでも全然物はなくならないから。

物がなくなれば、そこにスペースができる。
余裕ができる。

掃除もしやすくなる。
部屋が清潔になる。
気分よく毎日過ごせる。

そして君は、人に優しくなれる。

広すぎる部屋に住まない

人間不思議なもので、スペースがあると埋めたくなってしまう。

不必要に広い部屋に住むと、いらない物を大量に買ってしまう。

「あそこにも置けるから」となぜか必要ないのに、スペースを埋めるためだけに物を買ってしまうのだ。

まぁ、こういうのは無駄遣いだ。
やめよう。

広い部屋は家賃が高い割に掃除も時間がかかるし、別にモテないし、あまりいいことはない。

コンパクトで掃除しやすい部屋をおすすめしたい。

【関連記事】ローランドのミニマリストな自宅と生き方を見習う

物を買わない

僕もそうだが、物を買いすぎても結局使えない。
使う時間も余裕もない。

大量の本は結局読まないし、たくさんの服を買っても全種類着続けられるわけでもない。
そんなに人に会う予定は入らない!

「片付け上手になるコツは、そもそも物を買わないこと」

などと言われると「ふ、ふざけんなー!」とちゃぶ台をひっくり返したくなるかもしれないが、マジで物買わないの大事だから。

昔テレビで収納上手な先生が出てきて、片付けできない一家の散らかった物を上手に収納してるのを見て思ったよ。

「いや、そもそもそれ使わねえだろ」

って。

物が多すぎる家に収納上手はいても、片付け上手は存在しない。

片付けの基本は、不要な物を捨てることからだ。


裏技的なのを期待していた人は「家の外の収納」を利用できるサマリーポケットの記事を読んでほしい。
これ実は、引っ越しで物を安く運ぶのにも使える便利なサービスなんだ。


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