LINEモバイルの通信速度が遅いのでUQモバイルに乗り換えてみた



LINEモバイルの異変に気付いたのは1年以上前でした。

渋谷で待ち合わせのお店に行こうとしても、地図が使えない。
なんだこれは...と不思議に思って、その日はたまたま調子が悪いのかもしれないと、何度もスマホの電源を切ったり入れたりしても全然うまくいかない。

しばらくして、「地図は開けず、画像が表示されない。動画は当然再生されない」のが、今のLINEモバイルのクオリティなのだと気付きました。

LINEモバイルはとにかく通信が遅すぎる。

「SNS使い放題のコミュニケーションフリー」みたいなプランは魅力的ですが、いくらフリーだとしても、そもそも画像が開けません。

自分は普段使うのはKindleとLINEとGoogleMapsくらいなので、不便さを我慢して使い続けてきましたが、さすがに限界だと思いました。

GoogleMapsで目的地が表示されないのは正直厳しく、待ち合わせの場所にたどり着けるかいつも心配でした。

田舎では割と快適に使えましたが、都心でLINEモバイルを使うとクオリティ・オブ・ライフが著しく落ちます。
いつまでも我慢しても改善の兆しは見えないので、LINEモバイルからUQモバイルに乗り換えてみました。

切り替えは簡単です。
作業時間は1時間未満、切替期間は5日もかかりません。

すぐに終わります。ただ、LINEモバイルは日割りでの精算ができないので、月初に切り替えると一ヶ月分損してしまいます。そこは気をつけてください。


切り替えた感想は「UQモバイルのほうが速すぎて不安になるレベル」です。

いや実際は今までが遅すぎたのですが、普通にツイッターで画像が開け、動画も再生できて、地図に目的地が表示されるのが本当に久しぶりで、逆に通信量が心配になります。

じゃあどれくらい速くなったのか?

正確性には欠けますが、個人的に通信速度を測ってみましたので、比較したものを下に載せます。

またこの記事の後半ではどんな切替作業を行ったのかを説明します。

使っているスマホはiPhone 6sそのままで、電話番号を変えず、新しい端末を買うこともなく、LINEモバイルからUQモバイルに切り替えました。スマホが古いのは気にしないでください。

また乗り換えのキャッシュバックなどについてはよくわからないため調べていません。
キャンペーン情報等に興味がある方は別途、情報収集が必要となります。

LINEモバイルとUQモバイルの通信速度を比較する

東京でLINEモバイルを使っている人で、LINEモバイルの通信品質に満足している人はいないと思いますが、じゃあUQモバイルに切り替えたらどうなるの?というのが一番気になるところかと思います。

僕が通信速度を計測してみました。

本来、通信業者間の通信速度を比較するのであれば、同じ機種・同じ日にち・同じ時間・同じ場所で条件を揃えて比較する必要があります。
しかし残念ながら個人で条件を揃えての比較は難しく、気付いたタイミングで取得した通信速度の紹介となります。

それでもLINEモバイルが遅すぎることと、UQモバイルで快適な速度が出ているのは伝わるかと思います。

まずLINEモバイルが無力になる渋谷です。

地図がなかなか開けなかったある日、とりあえず通信速度を測ってみました。

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LINEモバイル、渋谷での通信速度

Googleのスピードテストでダウンロードが「0.45Mbps」と出ています。
こうなるとツイートのテキストデータは普通に見れますが、GoogleMapsで目的地を入力しても返答がなくなります。

スマートフォンが全然スマートじゃなくなります。

下はお昼時に羽田空港で測ったものです。

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羽田空港でのLINEモバイルの通信速度

なんと、「0.02Mbps」でした!
速度制限...?ではありません。実力です。

お昼時は厳しいですね。


UQモバイルに切り替えてからまだ渋谷には行けてないのですが、同じくお昼時に羽田空港で計測したスクリーンショットがあります。

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羽田空港でのUQモバイルの通信速度

同じ羽田空港でもUQモバイルは「6.87Mbps」と出ました。

同じ時刻、同じ日付で同時に計測したわけではないので参考程度にしかなりませんが、やはりLINEモバイルとUQモバイルの通信速度には大きな差がありそうです。

自宅でも、自宅から少し歩いた場所にある大きめの駅でも、UQモバイルでは画像・動画の読み込み、地図の表示など全て問題なく行えました。

お昼時にひたすらYouTubeを流しまくるようなスマホヘビーユーザーでなければ、UQモバイルで問題が発生する可能性は低いように思います。
さらなる通信品質を求めるならば、ドコモやauなどの大手キャリアを選択肢に入れるのがいいでしょう。

乗り換え先の選択肢はたくさんあり、人によって正解は異なると思います。
しかしながら、東京住まいの人にとっては「LINEモバイルをやめて他に乗り換える」のは限りなく正解に近い選択肢だと僕は確信しています。
都会のLINEモバイルは実用に耐えられるレベルではないからです。

ちなみにUQモバイルを使っていて、LINEモバイルのように地図や画像が開けなくなることは今のところはありません。
これからどうなるかはわかりませんが、現時点ではUQモバイルへの乗り換えは良い選択肢かもしれません。

週末に渋谷に行くのでまた通信状況を確認してきます。


ちなみに田舎ならLINEモバイルは十分快適です。
別の記事でも調査しましたが、人口10万人程度の地方であれば、ダウンロードで15.2Mbpsも出ました。お昼時です。

記事のスクショ
 ↓

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田舎ではLINEモバイルで十分な通信速度が出た


参考記事→【感想】WifiレンタルどっとこむでWi-Fiルーターをレンタルしたので使い心地をレビューする


LINEモバイルとUQモバイルの料金プランの差

まずは僕が今までLINEモバイルに払っていた料金と、これからUQモバイルに支払う料金についてです。

ツイッターやインスタグラムなどの通信がノーカウントとなるコミュニケーションフリープラン3GBで2,479円でした。

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LINEモバイルの料金

コミュニケーションフリープランは正直、SNSのヘビーユーザーにとっては大変ありがたいプランだったのですが、通信速度が大幅に悪化してしまったのが残念でなりません。

UQモバイルに切り替えたのは今月なのでまだ請求はありませんが、3GBのプランで月額1,980円です。
通信量によっては9GBの2,980円プランに切り替えるかもしれません。

詳細な料金プランは各社サイトを見てほしいのですが、ざっくりとまとめると以下のようになります。


■LINEモバイルのコミュニケーションフリープラン

容量 料金(音声通話あり)
3GB 1,690円/月
5GB 2,220円/月
7GB 2,880円/月
10GB 3,220円/月

※LINEモバイルはLINEフリープランやミュージックプランもあります。

個人的には両者とも料金はあまり変わりませんが、LINEはプランが色々と工夫されているのが特徴です。
田舎に住んでいる人はLINEモバイルのほうがお得かもしれません。

参考:LINEモバイルの料金プラン

■UQモバイル

容量 料金(音声通話あり)
3GB 1,980円/月
9GB 2,980円/月
14GB 3,980円/月

UQモバイルはシンプルな料金体系で、データあたりの料金は少しだけLINEモバイルより高いです。

しかしながらLINEモバイルの通信速度問題は都心では無視できないほどひどいため、都会住みで格安SIMを使うならUQモバイルか、あるいは同じく「けっこう速い」と言われている「Yモバイル」にしておいた方が無難かと思います。

ちなみに僕はYモバイルは料金体系が複雑なのが嫌で見送りました。

参考:UQモバイルの料金プラン


それでは、切替の手順について紹介します。
全然難しくないので安心してください。

サイトの見た目がこの記事のスクリーンショットと変わることもあるかもしれませんが、やることは基本的に変わりません。

(1)LINEモバイルで「MNP転出・解約」の手続きを行い、MNP予約番号を発行する
(2)UQモバイルで乗り換えプランを選ぶ(料金プラン、SIMのみ乗換、SIM+端末など)
(3)UQモバイルでMNP予約番号や個人情報、クレジットカードの情報を入力する
(4)SIMカードが届いたらスマホから古いSIMカードを取り出し、入れ替える
(5)UQモバイルのAPN設定プロファイルをインストールし、古いLINEモバイルのAPN設定を削除する

これだけです。
前述したように、それほど時間はかかりません。

PCかスマホからの情報入力作業に10〜15分。
SIMカードが届くまで3〜5日。
届いた後、SIMカードの差し替えに10分くらいです。
これで乗り換えが完了します。

快適なスマホライフが復活します。

LINEモバイルで「MNP転出・解約」の手続きを行う

まずはLINEモバイル側で転出の手続きを行います。

LINEモバイルのマイページにログインします。

マイページ下の方の「各種手続き」→「MNP転出・解約」をタップします。

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MNP転出・解約をタップ

契約時期によっては解約手数料9,800円がかかる人もいます。
MNP転出手数料3,000円は全員必要です。

「MNP転出で月の途中で解約となっても請求額の日割り計算はしない」とあるので、月初に解約する人は注意してください。

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MNP転出の際の注意点

MNP予約番号の発行を申し込む

MNP(Mobile Number Portability)の流れは、

  1. MNP予約番号の発行
  2. MNP予約番号を受け取る
  3. 他社への申込み(MNP転入)
  4. LINEでモバイルの自動解約

となります。

「マイページ」→「各種手続き」→「MNP転出・解約」で「MNP予約番号の発行を申し込む」をタップします。

次のページで簡単なアンケートに答え、名前と電話番号、生年月日を入力すると、予約番号の申込みができます。

MNP予約番号を受け取る

LINEモバイルに登録したメールアドレスに

「【LINEモバイル】MNP予約番号手続き受付のお知らせ」

という件名のメールが届きます。

一通目はただの「受付しました」メールです。

いつもLINEモバイルをご利用いただきましてありがとうございます。

お申し込みいただきました「MNP予約番号発行」の受付をいたしました。
登録が完了いたしましたら「MNP予約番号発行完了のお知らせ」のメールをお送りいたします。

その3分後に「【LINEモバイル】MNP予約番号発行完了のお知らせ」というメールが届きます。

MNP予約番号発行対象の契約回線番号:0X0XXXXXXXX

MNP予約番号:XX-XXXX-XXXX

MNP予約番号有効期限:2019年12月14日

などの情報が書かれています。

この番号を使って、他社(この記事ではUQモバイル)に転入手続きを行います。

UQモバイルを契約する

UQモバイルのサイトを開きます。

【公式】UQ mobile・UQ WiMAX

右上のメニューをタップして、メニューの

「今のiPhoneをそのまま乗りかえ」

をタップします(僕はiPhone 6sをそのまま使っています)

PCでサイトを見ている方は、左側のメニュー「ご検討中の方へ > 今のiPhoneそのまま乗り換え」でいけます。
PCでもスマホでもあまり違いはありません。

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次に「オンラインショップで申し込む」をタップします。

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「SIMのみ」をタップします。

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次に「お申込み」をタップします。

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「動作確認端末」のページでSIM種別を確認します。

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自分の端末のSIM種別を確認してください。

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自分の端末の情報を確認する

契約は

  • のりかえ(MNP)
  • スマホプランS
  • 通話オプションなし
  • ギガMAX月割申し込まない
  • オプションサービス申し込まない

と最小プランにしました。

「ご購入手続きへ」をタップすると、契約条件の入力画面に飛びます。

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ここで「MNP予約番号」を入力します。

au IDは「申し込まない」にしました。
当然、お知らせ情報の配信も「希望しない」です。

あとは流れ作業でクレジットカード情報などを登録すればOKです。
一通り入力が終わり申込みを終えると

「新規お申し込み受付完了のご案内(自動送信メール)」

というメールが届きます。

僕には以下のようなメールが届きました(受付番号は伏せています)

【お申込内容】       他社から乗り換え(MNP)新規申込
【受付番号】        XXXXXXX
【料金サービス】      デュアルプラン
【料金プラン】       スマホプランS(V)
【ご購入商品】 VoLTE用マルチSIM
【注文数】 1


最後に「本人確認書類の登録」をタップして、免許証の写真などをアップロードしましょう。

翌日あたりに「新規お申し込み手続き完了のご案内(自動送信メール)」というメールが届きます。

このたびは、UQ mobileをお申込みくださいましてありがとうございます。
新規お申し込みの手続きが完了いたしましたので、ご連絡いたします。

【お申込内容】       他社から乗り換え(MNP)新規申込
【受付番号】        XXXXXXXXXX

お申込内容の詳細は、弊社ホームページの「my UQ mobile」よりご確認ください。
以下のURLからmy UQ mobileにログインし、ご契約書面を電子交付書面にてご確認いただけます。
https://my.uqmobile.jp/leo-bs-ptl-web/view/PSYSATH001_90/init/

「my UQ mobile」を初めてご利用になるお客様のIDとパスワードは、以下の番号となります。
   my UQ mobile ID :上記の受付番号(半角英数字10桁)
   パスワード  :お申し込み手続き時に設定された「暗証番号」 (半角数字4桁)

上記のURLから「my UQ mobile」のユーザー登録を行います。
ユーザーIDとパスワードを入力するだけです。


申込みから3日後にSIMカードが届きました。
この新しいSIMカードと、元々入っているLINEモバイルのSIMを入れ替えます。

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こんな感じのSIMカードが届くので、中のSIMカードをパカッと外し...

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iPhoneのSIMカードが入る場所を尖ったもので指して取り出し、入れ替えます。

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僕は普通の針を使って取り出してしまいましたが、これで正しいかはちょっと自信がないので、

「お使いの機種名 SIMカード 交換」

などで検索し、数ページ分ほど調べてから交換作業を行ってください。

回線の切替

届いたSIMカードを入れ替えた後、回線の切替作業を行います。
回線の切替は「my UQ mobile」にログインするとすぐにできます。


インターネットへの接続

お使いのスマートフォンでAPNの設定を行います。

APNとは「Access Point Name」の略で、スマートフォンなどのデータ通信を行う端末にインターネットへの接続先を指定する設定を指します。
インターネットにつながる環境から所定のURLを開けばOKです。

下記のリンクからiOS用のAPN設定プロファイルをダウンロードできます。

https://www.uqwimax.jp/mobile/support/guide/apn/UQmobile_2.0.mobileconfig

Wi-Fiがつながる環境で上記のリンクにアクセスし、APNをダウンロードします。

万が一、上記のURLが変更となっていた場合も焦らず、Googleで「uqモバイル iphone apn」などと検索してみてください。

UQモバイルの「かんたん初期設定ガイド for iPhone」というページにAPN構成ファイルをダウンロードできるQRコードがあります。

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かんたん初期設定 for iPhoneのページ

こちらのページは公式なので、基本的には常に正しい情報に更新されます。

Androidはこちらです→かんたん初期設定ガイド for Android


iPhoneの「設定」を開くと「プロファイルがダウンロードされました」と表示されるので、タップします。

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その後、

設定 > 一般 > プロファイル

を確認すると、以下のように表示されるので「インストール」をタップします。

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LINEモバイルのAPNが残っている場合は削除してください。

設定 > 一般 > プロファイル

から削除できます。

APNの設定が終わると、インターネットに接続できるようになります。

これで切替完了です。お疲れさまでした。

UQモバイルを実際に使ってみた感想

UQモバイルに切り替えて一ヶ月が経ちました。

実際に使ってみた感想は「超快適」の一言です。

新宿や渋谷のようなたくさんの人が行き交う場所に行っても通信の遅延はありません。

どこでも高速に通信ができます。


UQモバイルを使う前は、「高速通信を使いすぎるとすぐに通信容量を使い切ってしまうのではないか?」と心配していました。
ですが、これも杞憂に終わりました。

というのも、UQモバイルはポータブルアプリを使えば簡単に高速モードと節約モードを切り替えることができるからです。

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UQモバイルのポータブルアプリは以下でインストールできます。

UQ mobileポータルアプリ

節約モードの何がいいかというと、節約モード利用中はデータ容量消費がゼロになることです。

LINEモバイルではSNSのデータ消費容量がノーカウントになる「コミュニケーションフリープラン」がありましたが、UQモバイルは節約モード利用中は全てのデータ消費量がゼロになります。

そしてLINEモバイルの通常の通信速度よりも、UQモバイルの節約モードのほうが早いという...。

料金もほぼ変わらないので、都会で格安SIMを使う人はUQモバイルにしたほうが間違いなく満足度が高くなると思います。


UQモバイルに乗り換えた人の評判・口コミ

僕のブログを見てUQモバイルに乗り換えてくれた人たちのツイートを紹介します。

ツイッターは悪い口コミは出てきにくいものではありますが、それでも嘘はなく快適に使っていただいているように思います。




LINEモバイルには少し申し訳ない気がしましたが、都内の通信速度の遅さには我慢できませんでした。

格安SIMを安く、そして快適に使いたいならUQモバイルにしましょう。

今なら6,000円キャッシュバックもあります。

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