ONE PIECE ナミの胸はいつから大きくなったのか



これは決していかがわしい心で書いた記事ではない。

いたって真面目な検証記事である。

ワンピースへの愛と情熱がなければこの記事は完成しなかった。

全巻を最初から読み直し、ナミの描写を一つ一つ眺めた。

そしてついに、吾輩は”ある法則”を発見したのである。


* * *

吾輩は巨乳が好きである。

その愛は海よりも深く、深海魚よりも気持ち悪い。

不意に揺れるおっぱいを発見しただけで、この世に生まれたことに感謝し、ZOZOの前澤社長よろしく世界平和を願いたくなる。

世界を平和にするのは金でもなく、志でもなく、おっぱいなのではないかと半ば本気で考えている。


先週、とんでもないツイートを見つけて思わずリツイートした。

これである。

趣味がコスプレの現役看護師。


───君の名は?


と居ても立ってもいられなくなり、「コスプレ 現役看護師」で調べまくって見つけたのが桃月なしこ嬢である。


無論、この話はONE PIECEのナミには全く関係ない。

我輩がいかに巨乳を愛しているか。

我輩がどれだけキモいのかを語りたかっただけである。



さて、ONE PIECEの作者の尾田栄一郎は稀代の英雄であるが、僕に輪をかけた巨乳好きとしても有名だ。

僕はただ巨乳を愛でるだけだが、尾田栄一郎レベルになると作中に登場する女性キャラの全てを巨乳にし、PTAからはジャンプ編集部に苦情が届いている(実話)

ちなみに尾田栄一郎師匠の嫁は「ミュージカル ワンピース」でナミの役をやっていた稲葉ちあきさんだ。

関連記事:『ワンピース』作者、尾田栄一郎の仕事術がすごい


しかし、である。

そんな巨乳ばかりのONE PIECEも、最初から全ての女性キャラが巨乳だったわけではない。


これはONE PIECEで一番最初に登場した女性キャラクターである。

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『ONE PIECE 1巻』より

酒場の店主、マキノである。

登場したのは1997年。

2018年現在でも扉絵で消息を確認することができ、今では一児の母となっているようだ。

...と、そんなことはどうでもよく、ほら、絵を見ても巨乳ではないのだ。

今では全ての女性キャラクターの胸がでかいが、昔はそれほどまで巨乳にこだわってはいなかったことがわかる。


歴史を進めよう。

ナミが初めて登場したのは第一巻である。

第二巻の始めの方で「海賊専門泥棒」として名乗りを上げている。

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『ONE PIECE』第2巻より

この頃のナミは全く巨乳ではない。

むしろ貧乳といってもいい。


何もナミは最初から巨乳だったわけではないのだ。


...ここまで書いて、改めて自分の記事を読み返すと、本当に気持ち悪いな俺。

しかし書きかけた記事を途中でやめるわけにはいかない。


「いつから大きくなったのか」

の答えを書くまで俺は絶対に筆を止めんぞ。


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『ONE PIECE』第9巻より

ONE PIECE 第9巻が発売されたのが1999年。

デビューから2年が過ぎた頃である。

この時期はアーロンという魚人と闘っている最中だが、ナミの胸はまだでかくなっていない。

良くも悪くも普通の女の子であった。


では、いつからナミの胸は巨大化したのだろうか?

ONE PIECEファンだろうと、正確な時期を記憶している人はいないのではないだろうか?


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『ONE PIECE』第22巻より

物語は”偉大なる航路”グランドラインに突入。

アラバスタ編が佳境に入る第22巻が発売されたのが2002年だった。


デビューから5年経って、少しずつナミの胸が大きくなり始める。

作中の女性を巨乳化させたのは、尾田栄一郎さんが巨乳好きだったからではなく、

試行錯誤して「読者のウケがいい」方向を模索した結果だったのではないだろうか。


PTAの皆さんも、どうか尾田栄一郎先生を責めないでほしい。

読者のためを思って、徐々に絵柄を変えていった末に今の女性キャラクターにたどり着いたのだ。

空島編で覚醒

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『ONE PIECE』第26巻

そして第26巻。空島編に突入する頃、作者が完全に覚醒する。

ここから登場する女性キャラクターが全て巨乳になったのだ。


そう、タイトルの「いつから大きくなったのか」の正解は、


空島編から


である。

新世界編からさらに進化を遂げる

そして物語はグランドライン後半、新世界へ。

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『ONE PIECE』第61巻より


第61巻から新世界編が始まるのだが、ここから女性キャラの巨乳化は加速する。

当社比で1.5倍程度に胸が膨らみ、人体として明らかにおかしなレベルにデフォルメされたのだ。

はち切れんばかりの乳が爆発している。


61巻〝ROMANCE DAWN for the new world〟が発売されたのが2011年のこと。

デビューから14年も描き続けてやっと、今の姿に落ち着いたのだといえる。

おそらくこれ以上胸をでかくすると人体としておかしくなってしまうので、これ以上の進化は望めまい。


吾輩は今なお、リアルタイムで少年ジャンプのONE PIECEを追いかけ続けているが、やはり登場する女性キャラは全て巨乳である。


無類の巨乳好きである我輩にとっては嬉しい限りだが、さすがに絵を見て喜ぶおっさんはやばすぎるだろう。

我輩、そこまで堕ちてはおらん。


とにかく、この記事で伝えたいことは一つだけだ。


PTAの皆さん。


ONE PIECEの作者である尾田栄一郎さんは睡眠時間3時間で毎日毎日絵を描き続け、

「読者に最も夢を与えられる形」

を試行錯誤し続けてきました。

そんな試行錯誤の末、やっとたどり着いたのが今の巨乳キャラなのです。


決して最初から巨乳だったわけではありません。

徐々徐々に、探り探りおっぱいを大きくしてきたわけです。


決してやましい心があるわけではありません。

子供をスケベな気持ちにさせたいわけではありません。

たぶん。


なのでどうか、ジャンプ編集部への苦情は思いとどまってくださいますよう、作者に代わってお願いいたします。


ONE PIECE 89 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 89 (ジャンプコミックス)


ONE PIECEは今、ワノ国編に突入してさらに盛り上がってきたところです。

途中で読むのをやめた人もいるかもしれないけど、まとめて読んでみたらきっと面白いよ!