残業と飲み会を減らせば自分の時間を作ることができる



私は普段、0時に寝て6時に起き、家で一定時間自宅の机に向かってから出社している。
帰宅後にブログを書いたり精力的なツイッター活動を行ったり、様々な作業をしてから寝る、という感じだ。

しかし昨日はついうっかり、21時に寝てしまった。
朝早く起きるつもりが翌日7時まで眠り続け、合計睡眠時間は10時間。

「嗚呼!寝すぎてしまった!俺はなんてダメな人間なんだ」

という後悔に襲われるかと思いきや、どちらかというと頭がスッキリしてものすごく気分が良いことに驚いた。

今までは頭にモヤがかかったような状態で自分にムチを打つように作業をしていた、といえば大袈裟だが、
よく寝て完全回復した状態に比べて、睡眠不足で作業する日々は重い道着を着て闘っていた悟空のようにハンデを負っていたのは間違いない。

よく寝ると頭がスッキリして爽快な気分になるだけでなく、人生にポジティブになれる。
たまたま空が青く、日差しが気持ちよく、花粉が飛び、視界が開けているからそう感じるだけなのかもしれないが、空と一緒に未来も明るくなった気がするのだ。

この素敵な感情を文章にするのは難しいが、最も適切に表現している一コマを見つけた。

ネイルと融合したときのピッコロである。

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たくさん寝たからといって強くなったわけではないが、すさまじいほどの力が湧き上がってきたような気分になる。

睡眠は人間を強くはしない。
しかし人間を前向きにして、元気にする力はある。

これまでこのブログでは何度も睡眠の大切さについて考察してきた。
それにも関わらず、意識が高くなってしまうとついうっかり睡眠を削ってしまってきたのだ。

ここ数日は『バクマン。』という少年ジャンプの人気作家を目指す漫画を読んで意識が急激に高まってしまい、

「睡眠を削って頑張る人、かっけー」

と考え、いつもよりも睡眠を削って作業してしまった。

結果、日中はどうも目の前のことに集中できず、「ただ起きてるだけ」な状態が続いた。


関連記事:『バクマン。』という名作漫画があったことを知ってほしい

漫画家といえば、あの『ONE PIECE』の尾田栄一郎先生もほとんど寝ないでひたすら漫画を描いていることで有名だ。

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このような睡眠時間を削って仕事する人たちの姿を目の当たりにするたび、

「俺も睡眠を削らなければ...」

と思ってしまうが、冷静になって考えた。

もっと削るべき部分はあるなと。
少なくとも会社員は、睡眠を削る前に削減できる時間がある。

飲み会と残業を減らそう

僕は今はほとんど残業しないようにしているが、数年前までは月々の残業時間が平均40時間程度あった。

営業日が20日あるとして、40時間残業すると毎営業日2時間も余分に会社に時間を投入していることになる。
日中の生産性を高めて残業時間を削ることで自分の時間が増え、いくらかを睡眠に充てることができるはずだ。

個人的には業務中の無駄な会議や無駄な資料作り、
未来が見えない作業に使う時間を削るのが一番大事だとは思うが、仕事は一人でするわけではないので、簡単に無駄は削れない。

自分が無駄だと思っていることが他人から見て必要なことだってあるのだ。

自分にできるのは、残業しないと覚悟を決めて、やるべきことを日中にさっさと終わらせることだ。


次に大事なのは、予定を入れすぎないことだ。
たとえば飲み会に行くと、移動に1時間、飲みの時間に4時間、それに加えてアルコールの影響で翌日の生産性が落ちてしまう。

飲み会に限らず、人と会う予定が入るとその都度5〜6時間は投入することになり、予定を入れすぎるとどうしても時間不足に陥ってしまうのだ。

もちろん、人と会うことで良い影響を受けることもたくさんある。
全ての予定を無駄と言って切り捨てると、人生は味気ない。

だから、予定を絞ることが大切だ。
受験生時代にできる限り予定を入れないよう注意していたように、人生に目的がある場合は誘われるがままに享楽的に過ごすのを我慢する時期も必要だろう。

目的が叶ったときに思う存分予定を入れればいい。
メリハリが必要だ。


「時間を作ろう」としたとき、僕たちは一番に睡眠を削ろうとしてしまいがちだ。
「何もしていない睡眠の時間」を削れば自分の使える時間が増えると思って。
たしかに、睡眠を削って全くパフォーマンスを落とすことなく活動できたら素晴らしい。

しかし結局睡眠を削ったら日中のパフォーマンスも落ちてしまい、結局生み出せるものは少なくなってしまう。
睡眠を削るのは最後にしなければいけなかったのだ。はじめに削減すべきなのは残業や、気が進まない予定なのである。