女性の家事育児は年収1400万円の価値がある、というツイートが一部で話題になっていました。
現在の試算では、専業妻が100%家事育児を担当する時、フェアな夫の税込年収は1,400万円以上ですぞ。年収600万なら24.5%、週16.9時間の分担がフェアなライン。
— 菊池とおこ (@toko_kikuchi) 2018年11月11日
『「逃げ恥」にみる結婚の経済学』白河桃子/是枝俊悟、毎日新聞出版、2017年 https://t.co/oQLt59D5Oi
「女性の家事育児の価値は1400万円」なので、
「男の言う『女は男の年収狙い』は当てにならない。なぜなら家事育児の無償労働の方が価値が高いからだ」
という理論を展開しています。
男性の言う「女は男の高年収狙い!」って当てになんないなー。だって君らの言う高年収は、600万レベルで1,400万超の無償労働を購入したいって話なんでしょ?身の丈に合ったことを望みなよー。分不相応なものを享受することに慣れると、後ででっかいツケを払う羽目になるよ。自分で払える範囲にしな。
— 菊池とおこ (@toko_kikuchi) 2018年11月12日
菊池とおこさんのbioには「婚活サポート業」と記載されていますので、婚活垢へのエールなのでしょう。
続けて「高年収男はお勧めしない」と言います。
理由は「高年収男は家事を丸投げする」からです。
女性にも高年収男はお勧めしない。なぜなら君たちが結婚で自動的に担わされる無償労働を購えるほど高収入の男は、日本には殆ど存在しないからだ。結婚するなら無用なプライドを下ろした家事のできる男。もし見つからなければむしろ一生独身の方が、君たちの生涯収支はマイナスにならない。不安がるな。
— 菊池とおこ (@toko_kikuchi) 2018年11月12日
家事育児の価値には諸説あるようで、本人の苦痛や苦労を考えると一概に「家事の価値はこれ!」と答えは出せませんが、
「年収1400万円分の価値がある」
と考える人は少数のようです。
専業主婦の労働の年収換算は内閣府の計算(OC法)では304万円なのに、
— すもも (@sumomodane) 2018年11月13日
白河桃子の怪しい本を参考にして1,400万円だと言って、それを振りかざして煽っているから。
内閣府経済社会総合研究所国民経済計算部「家事活動等の評価について」https://t.co/iL4wz7G4wr https://t.co/wQQ7PqgayV
自分と違う意見の人には下のイラストを送ればよしとして、家事がそれなりに忙しいのは事実でしょう。
僕も長年一人暮らしを続けてきて、「育児」以外の家事はだいたい経験できたつもりです。
そんな長年の一人暮らしの中で見つけた、「生活の知恵」的なものを紹介したいと思います。
洗濯を自動化しよう
まず「洗濯」についてです。
服を洗って干して畳んでアイロン掛けまでを全部自分でやると、合計で30分近くの時間を使ってしまいます。
時間がない僕たちにとって、これは辛い。
ドラム式洗濯機を買いましょう。
こいつは便利です。
本当に便利です。
「洗濯〜乾燥」というボタンを押すと、洗濯から乾燥まで勝手にやってくれます。
洗濯物を干さなくてもよくなります!
ただ残念ながらワイシャツは「形状記憶」のものを買わないと、シワになるので注意してください。
それでも下着やTシャツを干さなくてもいい、というのは嬉しいですよね。
で、ドラム式洗濯機、高いじゃないですか。
アマゾンで見たら15万円とかして。
そんなん高くて買えません。
メルカリを使いましょう。
メルカリで買ってください。
ドラム式洗濯機なんて、最新のものじゃなくてもいいんです。
この写真のドラム式は3年くらい前に発売されたものだったか、型落ちのものだったか忘れましたが、メルカリで5万円で買えました。
リサイクルショップとかに行けばもっと安くていいものもあるかもしれません。
「最新機種」の響きは魅力的ですが、時間を短縮することが目的なら多少古くても問題ありません。
掃除を自動化しよう
皆さんご存知のルンバです。
こいつはギャンギャンとうるさいのが残念ですが、出かけるときに起動させておくと、勝手に部屋の髪の毛とかホコリを掃除してくれます。
「ルンバが自由に走り回れる部屋」それ自体が、既にだいぶ綺麗です。
さて、アマゾンでルンバを見ると、だいたい4万円近くします。
高いですね。
僕はだいぶ前にルンバを買ったのですが、こいつはANAのマイルで買いました。
カードを使っていたら少しずつマイルが貯まっていったので、その貯まったポイントをルンバに投入したわけです。
カードのポイントは地味ですが、ちょっとした節約にもなります。
ぜひ日々の支払いをルンバにつなげてください。
掃除の時間を短縮できます。
【Amazon.co.jp限定】アイロボット ルンバ642 複数床面対応 自動充電 ロボット掃除機 R642060
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食器洗いを自動化しよう
いまの部屋にはないのですが、前に住んでいた部屋には食器洗い機が備え付けられていました。
これは本当に良いですよ。
食器洗いは地味に一日15〜20分くらい時間が取られます。
食器洗い機なら、皿を入れて、洗剤を入れて、スイッチを押すだけでOKです。
1分で食器が洗える。
しかもスポンジで洗うよりもピカピカになります。
乾燥までやってくれるので、食器洗いの時間が3分に短縮できます。
食器洗いは地味に僕たちの時間を食いつぶしてくるので、ぜひここも自動化しましょう。
家事も育児も代行できる!
冒頭のツイートでは「年収が高い男はおすすめしない」とされていました。
家事を丸投げされるリスクがあるからです。
たしかに赤ちゃんの面倒を見るなどは負担が大きいでしょうし、精神的な負荷が大きい場合もあるかもしれません。
それでもお金があれば、家事が辛くなったときは他の人に頼むことができます。
たとえば、家事代行サービスを使えば1時間2000円から家事を依頼することができます。
キッズラインなどを使えば、ベビーシッターが1時間1000円でお願いできるようです。
本当に家事が辛いときは、高収入のパートナーにお願いして、家事を代行してもらうのはいかがでしょうか。
僕たちはお金があっても幸せになれるわけではありませんが、お金があれば多くの不幸を防ぐことができます。
世の中はどんどん便利になっていくので、今後は家事の手間もどんどん少なくなっていくことでしょう。
僕は育児をしたことがないので、「家事育児」に年収1400万円分の価値があるかどうかはわかりません。
ですが、今の時代は少しお金をかければ、家事にかかる負荷や時間を大きく減らすことができます。
家事育児は大変で重要な仕事だとは思いますが、忙殺されて不幸になってしまっては元も子もありません。
しんどい作業は自動化するか外注して、自分が楽できるように工夫していきましょう。