朝、支度をしながらテレビを見ていたら、小室圭さんのニュースが流れていました。
横目で流し見たくらいの情報ですが、何やら小室圭さんのお母さんが400万円の借金をしていて、その借金を返せずに困っているそうです。
ニュース曰く、400万の借金は小室圭さんを高校や大学に行かせるためのお金だったのだとか。
こういうゴシップ系の話題は検索しても週刊誌以下の情報しかヒットせず、事実と推測がごちゃ混ぜになっていて、何が真実だかわかりません(その意味では、この記事もほぼ推測です)
「400万円」はお母さんの借金です。
だとすればたしかに、小室圭さんが矢面に立って返すものではないのですが、お母さんが学費のために借りてくれたお金なのであれば、小室さんが働いて返してもいいように思います。
400万円はたしかに安いお金ではないですが、頑張れば働いて返せる額でもあるからです。
しかし、小室圭さんが出した声明では、
「解決済みと理解してきた」
と主張しており、400万円を返す気はサラサラないように感じました。
もう少し小室圭さんが空気を読むことができれば、世論を味方につけて応援してもらえたのに、と思わずにはいられません。
「眞子さまと前向きに結婚するためには、母親の借金をまず精算したい。
大恩ある母なのだから。
借金を返すために昼夜問わず、身体を酷使して毎晩働き続けている」
みたいな単純なストーリーでいいんです。
その程度の男気があれば、400万円どころか高須医院長あたりが4000万円くらい支援してくれたはずです。
でも当の小室さんは借金を返すどころか2年で銀行を辞めて、法律事務所で働きながら一橋MBAに行ったかと思いきや、今度は国際弁護士を夢見て留学。
日本のロースクールに行くわけではなく海外のロースクールを選んだのは、試験が楽だからでしょう。
週刊誌の記事の引用で申し訳ないですが、国内で司法試験を受けるよりも合格率は高そうです。
「現在、国内ロースクールからの司法試験合格率は22.5%。
ですがフォーダム大学からのNY州の司法試験合格率(初回)は93%で、外国人というハンディを考えても、日本で取得するよりは圧倒的に簡単です」
僕はこの小室圭さんの経歴を見て、
「この人は何者かになりたい人なんだ」
と謎のシンパシーを感じました。
三菱UFJ銀行に勤めた2年間、彼はもしかしたら
「俺はこんなところで終わる男じゃない」
と息巻いていたのかもしれません。
小室さんは自分の実力を盲信し、人に誇れる実績を残したかったのではないでしょうか。
そして、「何者かになろう」と考える人が安易に選びがちなのが難関資格試験なのです。
司法試験、公認会計士試験、東大受験、MBAみたいな、「箔が付きそうな資格」です。
なぜならこれらの資格試験の合格は「わかりやすい成功例」だからです。
試験に受かっただけは何者にもなれないのに、試験に受かれば何かになれる気がするんです。
難関資格試験受験者を否定しているわけでは決してありません。
そうではなく、
「人生に特に目的はないけれど、何かで成功して人に認められたい人」
は資格取得を選びがちだ、ということです。
僕にはその気持ちがよくわかります。
小室圭さんは別に司法試験に受かっていませんが、世の中にはものすごく頭が良くて、受ける試験になんでも受かってしまうような人がいます。
それでも難関資格試験コレクターになってる人で大成した人は見たことがありません。
やっぱり試験の先の「目的」が大事だと思うのです。
その「目的」には答えがないので、自分の頭で考え出さなければいけません。
就職した後の人生も同じで、ビジネスに資格試験の回答のような正解はありません。
正解がない中で、暗闇の中を手探りで進み、目的の達成を目指さなければいけません。
小室圭さんは苦労してその道を探すのではなく、「わかりやすい成功」を求めていたのではないでしょうか。
とはいえ、合格の先に大きな目的もなく、「人に認められたい」くらいのモチベーションではなかなか難関資格試験に合格することはできません。
一日何十時間というレベルの勉強を数年継続しなければいけないからです。
小室圭さんは手探りで道を考えることもなく、継続して勉強するわけでもなく、とにかく「楽でカッコいい方」に流されているように見えるのです。
そんな風に安易な方向に流されがちな性格だからこそ、借金の問題もどこか他人事で、正面から向き合って苦労して解決しようとはせず、
「解決済みであると理解している」
で終わらせようとしたのではないでしょうか。