Amazonプライムの年会費が値上げされた。
これまで年間3,900円だったのが、突然4,900円になってしまったのだ。
ツイッター上ではAmazonプライムの突然の値上げに驚く声も多いが、かといってAmazonプライムはあまりにも便利なので「値上げうぜえ!解約するわ!」などという人はほとんどいない。
値上げされても抵抗できない様子は、便利過ぎる巨大プラットフォーマーに支配されている我々の姿を如実に示しているともいえる。
さて、そんな値上げがウザいAmazonプライムだが、Amazon Mastercardゴールドに申し込めば使い放題となる。
- 配送特典
- Prime Video
- Prime Music
なども全部利用可能だ。
Amazonで買い物をしたら2.5%のポイントがつくため、アマゾンのヘビーユーザーにとっては最強の還元率なように思えるのだが、なぜかあまり流行っていないように見える。
個人的には楽天で買物をするときは楽天カードで、アマゾンで買い物するときはアマゾンカードで、普段の生活では楽天カードを使っておくのがシンプルで一番いいと思っているのだけれど、クレジットカードの選び方には人それぞれのポリシーがあるので強くは言えない。
以前ANAのマイルを貯めていたこともあるが、カタログから選んでポイントと交換するのは商品も限られていて不便だと感じた。
それに比べて、アマゾンや楽天のポイントはほぼ現金と同じだ。
買いたいものが揃ってる。
ゼロコンマ数%の還元率の違いなら、マイルを貯めるよりもアマゾンか楽天のポイントを貯めた方がずっと便利なようにも思える。
特に楽天カードのポイントの貯まり方はチートだ。
楽天市場だけでなく、楽天証券や楽天銀行と組み合わせると、普通に生活しているといつの間にかポイントが貯まっていく。
唯一の問題は、なんかイメージ的にダサそうに思われがちなところだ。
僕は元々Amazon Mastercardクラシックユーザーである。
段ボールみたいなデザインが絶妙にダサく、港区女子の前で出そうものならすぐにLINEグループに
「段ボールマンいたwww」
などと送られ、悪口の限りを尽くされるに違いない。
カードの年会費をいくら払っても全くモテないことを確信し、アメックスを解約して年会費無料のAmazonカードに変更。
— ヒデヨシ (@cook_hideyoshi) 2016年7月29日
そして昨日ようやくカードが届いたんだけど、これはすごい。ダサさが極まってる。カードが段ボールみたいだ。 pic.twitter.com/4cLJmvpKjc
しかし男たるもの、大事なのはカードの色や形、段ボールではなく、生き様である。
自信を持って堂々とカードを出して支払いを済ませればいいのだ。
僕はカードを見られたときは、いつも気まずい顔をしてこう言っていた。
「ふ、普段はアマゾンのカードは...使わないんだけどね...!」
デートでホットペッパーのクーポンを使ったことがバレたときのような言い訳をしながら支払いを済ませ、速やかにカードを隠した。
ここからはAmazon Mastercardゴールドがお得なのかどうかを考えていく。
何かを紹介するときは気分的に「ですます調」で語りたい。
- Amazon Mastercardゴールドの年会費は実は安い
- Amazon Mastercardクラシックからゴールドに切り替える手順
- マイ・ペイすリボ(リボ払い)の落とし穴には要注意
- リボ・分割デスクに電話してみた
Amazon Mastercardゴールドの年会費は実は安い
Amazon Mastercardゴールドの年会費は10,800円です。
いわゆる「リボ払い」である「マイ・ペイすリボ」にご登録して年に一回以上カードを利用すれば、二年目以降は年会費は半額の5,400円になります。
そこで「カードご利用代金WEB明細書サービス」を使えばさらに1,080円割引となり、年会費は4,320円です。
今までアマゾンプライムを利用していた人は年会費4,900円がかからなくなるので、ゴールドカードを利用すれば実質580円分得することになるのかと。
ただしこれらは「翌年度から」なので、初年度は年会費10,800円からアマゾンプライム分の4,900円を引いて、5,900円が実質的な年会費となります。
ゴールドカードにすると見た目が段ボールじゃなくなり、空港のラウンジも使えるようになる点は嬉しいところでしょう。
僕はいつも無料の横並びのベンチで飛行機を見ながら登場時間を待っていました。
これからはラウンジに入れると思うと胸が熱くなります。
初年度はアマゾンプライム分の4,900円のコストがかからなくなる程度ですが、翌年度以降もアマゾンプライムを利用するのであれば、Amazon Mastercardゴールドはそれなりにお得感のあるカードのように思います。
そもそも元々の年会費もアメックスの29,000円などと比べると全然高くないですしね。
とはいえ、「リボ払い可能にして年会費を安くする」というのは意志の弱い人にとっては地獄の釜の蓋を開けた状態で日々を過ごすことにもなりかねないので、よくよく注意が必要です。
記事の最後の方でリボ払いの罠にも触れたので一つの参考にしてもらえたらと思います。
あと、オリコモールをうまく使えばオリコカードがポイント還元率最強という情報もあります。
クレジットカード界隈では超絶おすすめと紹介されることが多いのがオリコカードです。
ですが、僕はオリコカードを持ってないので実体験を伴った紹介文を書くことができません。
手に入れたらレビューします。
興味がある方は「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」について検索してみてください。
Amazon Mastercardクラシックからゴールドに切り替える手順
僕は元々Amazon Mastercardクラシックを使っていたので、ゴールドに切り替える必要がありました。
本日切り替え作業を行ったので、手順を残します。
1分で終わります。
まず三井住友カードのVpassにログインします。
次に左側のメニューから「カードの種類を切替える」をクリック。
「Amazonカードをお持ちの方」のタブから「今すぐ申し込む」をクリック。
すると「三井住友カード 切替お申し込みありがとうございます」という件名のメールが届きます。
これで切り替え手続き完了です。
(改めて記事にしてみて簡単すぎるので、万が一何か手順が抜けていたら申し訳ない!でも本当すぐに終わりました)
9時34分に切替申込みが終わって、
同じ日の11時32分に切替手続きが完了しました。
あとはゴールドに切り替わった後にでも「マイ・ペイすリボ」に申し込めば、翌年度の年会費が半額になるはずです。
とはいえ、「リボ払いの落とし穴」もありそうなのでよくよく注意する必要があります。
マイ・ペイすリボ(リボ払い)の落とし穴には要注意
アマゾンカードのレビューを見るとリボ払いの罠について詳細に説明されておりました。
- 「マイ・ペイすリボ」を選択したカードは強制的に「リボ払い専用カード」になる
- リボ払い以外の支払いを選択できなくなるので、利息を払わないためには1回払いにしなければならない
- リボ払いの支払上限額をはみ出して翌月に繰り越された金額に対して「マイ・ペイすリボ」の年15%の利息が発生する
たとえばリボ払いの上限を「10万円」に設定したとして、月の支払いが15万円だった場合は、翌月に繰り越された5万円分に年15%(月1.25%)分の利息を取られてしまいます。
参考:「マイペイすリボ」についてしっかり理解しよう。そして「トータルでの年会費は増額すること」も理解しておこう。
このレビュワーの方は親切に対応策も紹介してくれています。
- カードが届いたら「リボ・分割デスク」に電話して「毎月のお支払い金額」を「カード利用可能額と同額」に引き上げる
- カードの利用限度を超えて支払いはできないので、必然的にリボ払いにならない(必ず一回払いになる)
★注意点5(対策)
そこでカードが手元に届いたらすぐに三井住友カードの「リボ・分割デスク」に電話して「毎月のお支払い金額」を「カード利用可能額と同額」に引き上げました(わたしの場合は150万円)。
電話以外の方法としては「Vpass」というネット上でクレジットカードの支払い設定を変更することもできます。
こうしておけば、(わたしの場合)ひと月の請求額が150万円まではその月の請求で一回で銀行口座から引き落とされ、もし150万円を超える部分があるのならばリボ払いになるのだけど、それは150万円という月の利用限度額を超えることになるので「利用限度額を超えています」というアラートが働き150万円以上の請求自体が発生するわけがない→リボ払いになりようがない→必ず一回払いになる→利息ゼロ&各種割引満額というわけです。
このように「強制的に一回払いにする仕組み」を作ることで、リボの落とし穴にハマることなくアマゾンゴールドカードの特典を享受することができるのです。
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リボ・分割デスクに電話してみた
約一週間でカードが届いたので、リボ払いの設定を変更するために「リボ・分割デスク」に電話してみました。
「マイ・ペイすリボ」の設定やリボ払いの設定枠の増額も全て電話で実施可能でした。
最初に届いた時点でのリボ払いの内容は「元金定額コース」の10,000円払いだったので、もし10万円使ったとしたら、9万円分、9ヶ月間にわたってリボの分割払いとなってしまい、その間日割りで手数料がかかってしまっていました。
今回は「カード利用枠」と「リボ払い支払い可能額」を同額にするように電話でお願いしたのです。
そうすることで、強制リボ払いの罠を回避することができ、手数料なしの一括払いでカードを利用することができます。
また、Amazon Mastercardゴールドの年会費はカードが届いた翌月、つまり2019年4月にカードが届いたとしたら、その翌月の2019年5月に年会費を払うことになるのですが、こちらは「マイ・ペイすリボ」を設定したことで、5,400円になるとのことでした。
リボ払いの罠回避の作業は少々面倒に感じましたが、エイヤッと電話したら15分で済みました。
手続きさえ済ませれば、あとはAmazonで買い物して2.5%のポイントがつくので、なかなかお得感のあるカードになったように思います。
もしこの記事を参考にした方がいたら、くれぐれもリボ払いの罠回避は忘れないようにしてください。
また、「Amazon Mastercard クラシック」でも1.5%還元(Amazonプライム有料会員・無料体験中の場合2%)となっており、また新規入会で5,000円分のAmazonポイントがプレゼントされるので、こちらを申し込むのが一番無難なやり方のようにも思えます。
僕はAmazon Mastercardクラシックを元々持っていて、その後でAmazon Mastercardゴールドを申し込みました。
クラシックの方は失効するのかなと思っていましたが、現在のところ普通に使えています。
どうやらカードが一枚増えた扱いとなっていて、利用限度枠はクラシックとゴールド二枚合わせた合算で計算されるようです。
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