私たちはどうしたら痩せることができるでしょうか?
「余計な脂肪を減らしたい」
「痩せてもっと美しくなりたい」
「健康的に暮らしたい」
というのは、私たちが持つ普遍的な願望です。
今日は「痩せたい願望」をかなえるための、一つの手段を紹介します。
* * *
『トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ』によると、痩せるために大事なのは
「インスリンが頻繁に出るような状態を避けること」
なのだという。
インスリンとは、血糖値を下げる働きをするホルモンのことだ。
インスリンが正常に働かなくなった状態を「インスリン抵抗性」と呼ぶのだが、タンパク質豊富なサラダチキンだろうと、プロテインだろうと、何かを食べたらインスリンは分泌される。
痩せるためには「インスリン値が低い状態」をできるだけ長く作らなければならない。
ではインスリン値を下げるためにはどうしたらいいか
インスリン値を下げ、インスリン抵抗性を発動させないための最も有効な手段は「間欠的ファスティング」と呼ばれる、いわゆる「断食」である。
何も食べない時間を増やすのだ。
断食することで内臓脂肪から燃えていき、体脂肪率が下がっていく。
週に3,4回14-16時間の断食を始めてはや2週間。なんと体重が4kg落ちた。BIG3の重量は変わらず。脂肪が落ちたからか、身体は小さくなった気がする。スペックの変化よりも、日中頭が冴えて仕事のパフォーマンスが上がった気がする。ナンパにもいいかも。もう少し継続していこうと思う。
— ゴッホ (@goph_) 2019年7月15日
間食は一切やめて、食事の間隔を長く取るのがポイントだ。
プロテインを間食にするのもダメ。インスリン値が低い状態を長く保つ必要があるから。
ファスティング中は朝は水とコーヒーのみ。
昼は水、緑茶、野菜のだし汁カップ一杯みたいな食事が推奨されているが、ここまで頑張ってファスティングしなくても、朝ご飯をやめてコーヒーだけにして、余計な間食をやめるだけで体重は落ちる。
とにかく食事の間隔を空けよう。
前日の夜に飲みすぎたり、食べ過ぎたりしてしまったときは、翌日の朝と昼を抜けばいい。
- チャコールバターコーヒーとは何か
- 最も美味しいのは「豆乳 × コーヒー」
- コーヒーに難消化性デキストリンも混ぜてみよう
- プロテインとコーヒーを混ぜても美味しくない
- MCTオイルとバターを混ぜる
- 普通にコーヒーを飲む
チャコールバターコーヒーとは何か
チャコールバターコーヒーというのは、バターコーヒー代わりに飲めるインスタントコーヒーである。
「バターコーヒー代わり」の何が嬉しいかというと、バターコーヒーにMCTオイルを混ぜると、素早くエネルギーに変換されるため、お腹が減りにくくなる
「お腹が減りにくい」ということは、上で書いたように「何も食べない時間を長くできる」ため、ダイエットに効果があるということだ。
チャコールバターコーヒーにはMCTオイルと無塩バター、マカなどが加えられていて、5秒で作ることができるのも良い。
朝のコーヒーは断食の癒やしにもなる。
朝のコーヒーの楽しみがあるからこそ、お腹が空いたまま寝ることができるのだ。
朝のコーヒーがなければ僕はファスティングを続けることはできない。
チャコールバターコーヒーはダイエットのお供にしたいし、会社でも気軽に作れる点がおすすめである。
そしてせっかくチャコールバターコーヒーを飲むのなら、できるだけ美味しく飲みたいはず。
そう思って、僕が色々と試行錯誤して辿り着いた、最も美味しい飲み方を紹介する。
最も美味しいのは「豆乳 × コーヒー」
僕は4年以上ずっと料理をやってきたこともあり、家庭料理に関してはもはやプロ級と言える。
得意料理はオムライスで、むしろそれしか作れない。
そんな味のプロフェッショナルである僕が試行錯誤してたどり着いた、最高に美味しいコーヒーは
「豆乳コーヒー」
である。
これはマジでうまい。うますぎる。奇跡のコーヒーだ。
砂糖はインスリンを大量に分泌させる元凶なので、調整されて甘くなったものではなく、成分無調整の豆乳を使おう。
成分無調整の豆乳とコーヒーを混ぜて飲む。調理時間は10秒。
僕は今までシロカのコーヒーメーカーを使って豆からコーヒーを淹れていたのだが、豆乳と混ぜたら豆から挽かなくても十分美味しくなることが判明した。
・豆乳 × コーヒー
は黄金の組み合わせである。
長いコーヒーの歴史を変える奇跡の組み合わせと言ってもいい。
コロンブスがアメリカ大陸を発見したかのような感動だ。
しかし今、この記事を書きながら思い出したのだが、「豆乳 」といえば「ソイ」
「ソイ」といえば、もしかしてスターバックスに
「ソイラテ」
なるものがあるんじゃないか。
昔付き合っていた彼女がスタバでソイラテを頼んでいて、僕も彼女の影響でソイラテばかりを飲むようになった。
そんな過去は完全に忘れていて、今になって「豆乳コーヒーまじでうまい!」みたいに喜んでいたけれど、この美味しさは......思い出補正!?
豆乳は甘いが、思い出は酸っぱいものだね。
残念だ。
豆乳コーヒーは僕が料理アカウント4年目にして生み出した新発明だと思っていたのに、スタバにソイラテが存在していたとは。
人類の新発見だと勘違いしていた。残念だ。
そんな僕の過去は置いといて、
「豆乳コーヒー一杯で昼まで食べずにいられる」
のは数ヶ月にわたって確認できた。
ぜひ皆さんも朝起きて、一杯の豆乳コーヒーを飲んで、昼まで食事は我慢、って感じでファスティングデビューしてみてほしい。
とにかく朝、パンやおにぎりを食べるのをやめよう。
本当は豆乳を混ぜることもなく、チャコールバターコーヒーだけで朝食を我慢できれば一番いいし、それはそんなに難しいことではない(僕がソイラテ好きすぎるだけ)
コーヒーに難消化性デキストリンも混ぜてみよう
食物繊維をしっかり摂ろう。
理想は野菜をたくさん食べることだが、難消化性デキストリンを混ぜるのもいい。
難消化性デキストリンはトウモコロシのデンプンから取り出し水溶性食物繊維だ。
冒頭で紹介した『トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ』の303ページに、
食物繊維を多く摂取する人は太りにくいということがわかった。
短期間の研究では、食物繊維は満腹感を増すため、空腹感が減り、カロリー摂取量も減ることがわかっている。
食物繊維のサプリメントに関するランダム化比較試験では、緩やかに体重が減少する効果があり、12ヶ月で1.3キロから1.9キロ減ることがわかっている。
と書いてある。
難消化性デキストリンは安全性が極めて高く、摂取しない理由がない。
難消化性デキストリンについて、米国FDA(食品医薬品局)は、1日の摂取量の上限値を明確に定める必要がないほど、安全な食品素材であると認めています。また、消費者庁長官が許可する特定保健用食品(トクホ)の関与成分となっています。
上記で引用した大塚製薬のサイトでは、難消化性デキストリンの効果が以下のようにまとめられている。
- 糖の吸収スピードの遅延作用(食後血糖の上昇抑制作用)
- 整腸作用
- 脂肪の吸収スピードの遅延作用(食後血中中性脂肪の上昇抑制作用)
- 内臓脂肪の低減作用
- ミネラルの吸収促進作用
400gで864円と、サプリメントに比べて安いのもいい。
僕はコーヒーに混ぜて味を検証したが、味が落ちるようなことはなかった。
というか、難消化性デキストリンを入れても入れなくても味は変わらなかった。
なのでコーヒーを作るときはとりあえず、難消化性デキストリンを一緒に入れている。
悪いことは何もないと思うので、おすすめしたい。
プロテインとコーヒーを混ぜても美味しくない
料理は作品だ。
作品の改良に余念がない僕は、
「コーヒーとプロテインを混ぜたら一石二鳥なのではないか」
と考えた(ダイエットするなら、朝に飲むコーヒーにプロテインは混ぜない方がいい)
「プロテインコーヒー」はスタバにもない僕のオリジナルメニューである。
なんだかとてもマッチョな響きがある。
タンパク質とカフェインを一緒に取って、チャコールバターコーヒーの場合は少量だがMCTオイルも一緒に摂取できる。
これこそがシリコンバレーではなく、侍の国ニッポン最強の「完全無欠マッチョコーヒー」なのではないだろうか...
と淡い期待を寄せて飲んでみたが、全然美味しくなかった。
これはダメだ。
プロテインと青汁を混ぜて飲むのは美味しいが、コーヒーとプロテインを混ぜると全然ダメだ。
美味しくないのだ。
美味しくないものは続かない。
サラダチキンだって昔流行ったときに毎日食べようとしたけど、続かなかった。
飽きてしまう味だからだ。
そもそもの話、プロテインシェーカーでコーヒーを飲む行為自体がなんか趣がない。
コーヒーはコーヒーカップでじっくりと味わって飲みたいものだ。
プロテインコーヒーは全然美味しくない。どうせ飲むなら別々に飲もう。
MCTオイルとバターを混ぜる
チャコールバターコーヒーの公式サイトではMCTオイルやバターを足してバターコーヒーダイエット風味を強める飲み方が紹介されていた。
実を言うと僕は今までは、ドリップでコーヒーを作るか、豆から挽いてコーヒーを作るかしていて、インスタントコーヒーなるものを飲んだことがなかった。
料理アカウントとしては致命的だ。
そしてチャコールバターコーヒーを買ってから初めてインスタントっぽいコーヒーを飲んだわけだが、その手軽さに僕は感動した。
お湯をテキテキと垂らす必要もない。
機械に豆を入れてガガーッと音を鳴らす必要もない。
ただ入れて、混ぜるだけ。
朝、時間がないときにはインスタントコーヒーは超ありがたい。
会社でコーヒーを飲むときも、ドリップでじっくりとお湯を入れるのに時間がかかってちょっと気まずかったこともある。
インスタントコーヒーなら一瞬だ。
というわけで、インスタントバターコーヒーを作ってみたけど普通にうまい。
ただ、「昼過ぎまで食事を我慢する」という意味では個人的には豆乳と混ぜた方が効果があったように感じている。
あと、味も豆乳が好きだ。これは完全に好みの問題だが。
普通にコーヒーを飲む
上でも書いたが、会社などでサクッとコーヒーを飲みたいならインスタントタイプのコーヒーが一番便利で早く、缶コーヒーよりも安い。
僕は今までインスタントコーヒーは味が薄そうとか、豆から挽くのが料理人の嗜みだと思っていた。
しかし一杯のコーヒーを作るのにドリップは5分、豆のコーヒーは10分かかるのを考えると、
「やっぱりインスタントコーヒーは楽だよなあ」
と思ってしまう。
この記事で使っているチャコールバターコーヒーは一杯あたり63円と、コンビニで買えるネスカフェのドリップコーヒー(1杯25円くらい)に比べてちょっと高い。
なので、みんなに超おすすめ!最高!と激推しするわけではないけれど、味もコンセプトもけっこう気に入っているので、一日一杯ずつ、ファスティングを頑張った自分へのご褒美として飲み続けてみようと思う。