一気飲みは大学生の風物詩と言えるかもしれません。
大学に入ったとき、だいぶ年上の先輩と合コンに行きました。
そのとき人生で初めての"ちゃんとした"合コンだったと思うんですけど、先輩と行く合コンなんて、もう当然のように飲まされまくるわけです。
合コンという名の公開処刑。
飲んで飲んで飲まされて、吐くまで飲んで死にそうになるんですけど、今でも覚えているのがこの曲です。
合コンの二次会でやっすいカラオケに行ったとき。
先輩がすげー懐かしい曲を入れました。
「LOVE YOU ONLY」
俺、懐メロ好きだなー、先輩歌うから、タンバリン叩いて盛り上げないかんなー
なんて思いながら平和に聞いていたのも束の間、
はい、はい、はい、はい!
え!?
ヒデが~♪
ヒデが、熱い飲みをするなら~♪
相手はカナ(女の子の名前)しかいーなーい~♪
(ONLY YOU!)
熱い~♪熱い、熱い飲みをするなら~
相手は、カナしかいーなーいー♪
なんて、突然グラスを渡され、また飲まされる。
女の子が少しでもキツそうな顔すると、それも一緒に飲まされる。
これはすごいと思いましたね。
大学生の洗礼というか、何かと理由をつけて飲ませるというそのノリ。
LOVE YOU ONLYだけじゃなく、その他にも色んな曲にかこつけて飲まされました。
TRAIN-TRAINが突然かかって、
見えない一気が見たくて...
お前の一気が見たくて...
本当の飲みを見せておくれよ....
なんて、めちゃくちゃに飲まされて。
...だんだんと薄れていく記憶の中で、先輩の歌声だけは鮮明に覚えているのでした。
涙とゲロで、明日が見えねぇよ。
そんな大学の先輩に飲みを教わり、悪い友人に出会い、ヒデヨシは次第に量産型チャラい大学生になっていくのですが、その話はまたの機会に。
一気飲みなんてのは大学生までで、社会人になったら本当にそういうのはめっきりなくなりました。
そういう意味で、大学生って夜空にパッと浮かんで消える花火みたいなもので、4年間限定のお祭りのようだったと思います。
社会人になってから取り戻そうとしたってダメなんですね。大学生は大学生の遊び方があるし、社会人には社会人の遊び方がある。
もう俺達は大人になってしまったんだ。
コール選手権とか懐かしくないですか!?