俺の遺言を聴いてほしい

これは俺の遺言だ。

知らない男に圧力をかけることで彼女を守ろうとする男は100%クソである



彼女を守るために、知らない男に圧力をかけようとする男がたまにいる。

こういう男は100%クソだから、


「私、守られてる...♡」


なんて思わずにさっさと別れた方がいい。


遡ること10余年。

高校2年のときに、突然他校のヤンキーから電話がかかってきた。


僕が部活の試合を通じて女の子と仲良くなったことが気に食わなかったらしい。


「ヴォォォイ!デメェ!

俺の女に手ぇ出すんじゃねェ」


と凄まれた。


勘違いしてもらっては困るが、試合の後に「連絡先交換して♡」と話しかけてきたのは女の子の方だったのである。


説教するべき相手は彼女なはずなのに、よりによって他校の男に圧力をかけてくるとは愚か者の極みだ。


そんな理不尽とも言える暴言を受け、僕は迷うことなくこう言った。




「ごめんなさい。すぐに連絡先を消します」




当たり前だ。

ヤンキーに逆らって、怪我でもしたらたまったものではない。


「長い物には巻かれろ」


は僕の人生を貫く哲学である。


これまで幾度となくヤンキーに絡まれてきたが、謝って逃げるを繰り返した結果、一度も致命傷を負ったことはない。

ヤバイ人にはさっさと謝ればいいのだ。



思えば敵の多い人生だった。


このブログでは何度も書いてきたが、大学時代の僕は各学部に散らばるイケメン達とコネクションを作ることで


巨大な合コンネットワーク


を築き上げ、毎週のように新たな合コンを開催していた。


やっている本人たちは楽しいが、それを気に食わない男たちもいる。

そういう人たちからは、会ったこともないのに、


「奴はチャラいから絶対に近づいてはいけない」


と色んなところで悪口を言いふらされた。


チャラいと言われるのは仕方ない。

そこは甘んじて受け入れよう。


その後に、俺をダシにして女を誘うのが許せんのだ。


サークルの女子達に「奴とは関わらない方がいい」と吹き込んでおきながら、

自分たちはサークルの女子に熱烈なアプローチを仕掛け、身内同士で女を奪い合う泥沼の恋愛劇を演じていた。


なんと愚かな連中であったことか。


お前たちは、目の前の女を、堂々と口説けばよかったのだ。


なぜ俺の悪口を言うんだ...


どうして俺が嫌われなきゃならないんだよォ...


あんまりだょ...。


さて、僕は何度も理不尽な迫害を受け、迫害を受ける側として、


「武力で他の男を排除しようとする男」


をたくさん見てきた。


「俺の彼女に近付くな」


「俺のサークルの女と遊ぶな」


などと言いながら、会ったこともない僕のような男に脅しをかける。


で、僕はそのような脅しを受けていた側ではあるのだが、もう結論を言ってしまおう。


無駄であると。



いや、意味ないから。


女の子、普通に遊びに行くから。


「彼氏に内緒ね」


とか言って、もう息吸って吐くみたいに、嘘ついて遊びに行くから。


必死になって他の男を遠ざけようとすればするほど、その気持ちとは裏腹に、君の彼女は全然一途にならない。


むしろ、他の男に圧力をかけて彼女から遠ざけようとする器の小さな男扱いされることの方が多い。


他にも、


彼女の携帯電話に入っている男の連絡先を全部消す男


とか、


彼女の居場所がわからなかったら着信を20件近く残す男


とか、みんなの周りにもいたと思う。

全国津々浦々、どこにでもいたと思う。こういう自信のない男が。


意味ないから。


俺の経験上、こうやって強引に束縛した関係が3年以上続いたのを見たことがない。


圧力をかけて相手を縛ろうとしても、絶対にうまくいかない。

むしろ苦しい束縛から逃げたくなってしまう。


人は魅力でしか縛れないんだ。


不安になる気持ちはわかるよ。


俺も自信なくて、彼女が何してるかわからなくて、頭がおかしくなりそうになったこともある。


そういうときは、まずうまくいかない。


「堂々としてない男」すなわち「自信のない男」から滲み出るキモさを、女はとても敏感に嗅ぎ取ってしまう。


こいつ、やたらと束縛しようとしてるけど、要は不安なんやなって。


で、不安を見せたからって


「わかった!わたし絶対不安にさせないようにするぅ」


なんて言う女はほとんどいない。

というか、そういう風に相手を思いやれる子と付き合っていれば、そもそも不安になどならないのだ。


つまり、「不安になるような振る舞いをする女」を武力で縛ろうとしても、全く意味がないということになる。

彼女たちは春の風の中で気まぐれに舞う蝶のように、ふわりふわりと甘い蜜の香りがする方へ飛んでいく。


自分自身が甘い蜜になるしかないのだ。



冒頭の稲井先生は「もう俺の女に一切絡むんじゃねえ」と絡まれることが多いという。


不安な気持ちはわかる。

僕が大学生だとして、彼女が稲井大輝と会って、



「本日の密会情報です」



とかツイートされたら頭がおかしくなると思う。


それでも、稲井先生を脅しても意味がないのだ。


どんなに脅しても、彼女はきっと、楽しそうな稲井先生の香りに釣られて、ふわふわと羽ばたいていってしまうだろう。


そこはもう、勇気を出してドンと構えるべきなのである。


稲井先生は天災のようなものだ。

出会ってしまった後にできることは、彼女を信じることだけだ。


最後に稲井先生を脅迫した方に、僕が尊敬する船大工の言葉を送りたい。





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選んだ彼女に!!!

男はドンと胸をはれ!!!


と。