ネットで恨みを残してはいけない



ツイッターやブログをやっていると、心無いコメントを投げつけられることがある。
露出が増えれば増えるほど罵倒される機会は増え、時に想像もつかない方向から攻撃されることもある。

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どうしてこの文章をこう解釈されたんだ...
頼む、最後まで読んでくれ...
なんでそんなに怒っているんだ...

みたいに、理不尽なことはいくらでも起こる。
ネットの世界はディストピアだ。何があるかわからない。

意識の外から殴られた瞬間は困惑し、反射的に迎撃しようと考えてしまうが無駄である。

絶対に反撃してはいけない。

関連記事:ツイッターの「ブロック」が危険である理由とミュートを推奨する訳

ブログでは何度も書いてきたことだけど、攻撃的な人を見つけたらまずその人の目的を考えよう。

なぜ他人を攻撃するんだろう?
その攻撃は自分だけに対してなのか、それとも四方八方色んな人に攻撃しているのか。

色んな方面に攻撃している人は、ネットで憂さ晴らしをしたい人だ。
とりあえず目についてカチンときたから一言殴っておくか的な感じ。赤信号に舌打ちするみたいな。

「ばか」とか「あほ」とか「つまんねーよ」と一言リプライをするくらいの人はむしろ悪人の中では良心的な方で、攻撃力は弱い。

いきなりジャブを撃たれて最初の数回は驚くかもしれないが、慣れたら全くダメージを受けないので大丈夫。

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完全にスルーすることができる。

逆にこういう軽く殴ってくる人をいちいち捕まえて反論してしまうと、恨みを残してしまう可能性がある。絶対にやってはいけない。
一匹だと戦闘力が低いスライムが八匹集まるとキングスライムになるように、ネットの小さな恨みも積り重なれば凶器となる。

本当にネットの恨みはものすごく厄介で、蓄積されてしまうと、匿名掲示板に悪口を書かれまくってしまうのだ。

ツイッターの世界ではフォロワーが多ければ反撃は容易になる。
フォロワーが多いということは、仲間が多いということでもあるからだ(同時に敵が多いということでもある)

しかし匿名掲示板の世界にツイッターのフォロワーを連れてはいけない。

匿名掲示板の世界はより心が汚い人が勝つ世界だからだ。
恨みや憎しみを多く内に秘めた人や、とにかく暇な人が勝つのだ。

ネットの世界では「空気」が大事である。
2ch(5ch)や、したらばのような匿名掲示板に悪口を連続で書かれてしまうと、その掲示板で「そいつ、殴っておこう」という空気ができあがってしまう。
すると、そのような雰囲気に流された人が次から次へと悪口を書き込み、伝染していく。
その空気がリアルで会って恨みを持たれている人とかに伝染してしまうと、個人情報の漏洩が始まってしまうのだ。

ネットで恨みを残してはいけない。
特に「倒せそうな相手」を殴ってはいけない。
殴るなら自分より強い奴を殴らなければいけない。
強い奴を殴るとたぶんブロックされるし、僕は殴ってないのにイケハヤさんとちきりんさんにブロックされた。悲しい。


ネットの世界にはリアルでは会ったことのないような嫌な奴もいる。
リアルでは聞いたこともないような嫌味を言われることもある。

ネットの文脈に慣れていない人が突然ネットの悪意にさらされると心に大きなダメージを負ってしまうので、徐々に慣れていかなければいけない。
突然の炎上商法は身を滅ぼすことになってしまうのだ。

ネットの悪口のパターン

上で書いた舌打ち系の他に、ネットの誹謗中傷・悪口には以下のようなパターンがある。

  • 妬み・僻み系
  • 過剰な自己投影・被害者意識
  • 承認欲求ゾンビ

詳しくは下記の記事に書いた。

関連記事:ネットで他人の悪口ばかり言ってる人の思考回路はだいたい3パターンに分類できる。

ツイッターやはてなブックマークには「物事を斜めに見て批判してる俺カッコいい」みたいな人がたくさんいる。
誰かの発信に対してとりあえず批判しておこうみたいな人がいて、そういう人は批判が癖になってしまっている。

批判することで、「頭の良い自分」であることを確認し、気持ちよくなってしまっているのだ。
そういう批判に対して反撃するのはどうだろうか?

当然、スルーが推奨される。

批判する人は議論したいわけではなく、一方的に殴りたいだけなのだ。
殴りたいけど殴られる覚悟がない人を攻撃すると、またそこで恨みを残してしまう。

ネチネチとずっと批判され続けることになって、精神衛生上よくない。
結局、ネットの悪口に応戦することは、終わりなき消耗戦に突入することでもあるのだ。

嫌な奴と闘ってはいけない。

こうやって書くと「お前はサンドバッグになれっていうのか!」と言われるかもしれない。
僕も書いていて、「自分、サンドバッグだな」と思った。

殴られっぱなしじゃねぇか。

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でもね、昔ちきりんさんもブログに書いていたように、ネットでは「何を言われるかよりも、何を書くか」が大事な面もあるんだよ。

もちろんネットには空気があって、

「何を言われているか」

に反応する人もたくさんいる。

よくわからないけど雰囲気で、みんなが殴ってるから一発殴ろう、みたいな人もたくさんいる。

でもそういう人は自分の顧客じゃないから。
そういう「雰囲気で殴る人」は一回殴ったらいなくなる人たちで、自分の文章を読んでくれてるわけじゃないから。

自分にとって大事なのは、自分の文章をいつも読んでくれている人でしょう?

自分の顧客に対して発信しよう。

ネットの世界は広いから、ブレずに何かを伝えていけば、自分を好きになってくれる人もいるはず。
ネットで敵と闘うことは、恨みを残すしお客さんをガッカリさせてしまうしで、いいことがほとんどない。

お客さんに喜んでもらうこと。
自分が楽しむこと。

それだけ考えていれば最後は結局うまくいく。
そう信じて、今日も悪口をスルーする。