テレビを眺めていると、新型コロナの感染状況が日に日に深刻になっていると感じる。
世界中で株価が暴落していて、歴史に残る相場になりそうだ。
ネットで情報収集するためにツイッターを開くと新型コロナの悲観的な予測が嫌でも目に入る。
それと同時に、世界各国の惨状を伝えるニュースが飛び交っている。
何がデマで何が正しい情報なのかの区別を流れの早いタイムラインで判断するのは難しそうだ。
スーパーに行ってもマスクは置かれていない。
それどころかトイレットペーパーもない。
どう考えても異常事態だ。
ニュースを見るたびに、言いようのない不安に襲われる。
世界は大丈夫なんだろうか...?
日本はどうなるんだろうか...?
俺は...どうなるんだ...?
そんな不安が「コロナ疲れ」につながっているのかもしれない。
最近のニュースは精神に負荷がかかりすぎる。
不安になっているのは僕だけではない。世界中の人々だ。
もし今、何も不安がない人がいるならば、その人は一切テレビをつけず、ネットにも触れず、世間との関わりを断ち、山奥で仙人のように暮らしている人だけだろう。
ニュースから離れれば、世間がどんなに騒いでいても心の平穏を保つことができる。
知らないことは起こっていないのと同じだから。
さて、ここで改めて考えてみよう。
山奥で暮らす仙人と僕を比べてみる。
仙人と僕で、世界に対してできることに違いはあるだろうか?
全くない。
僕が大声で「コロナバカヤロー!」と叫んでも世界は変わらない。
同じように、仙人が庵で穏やかに眠っていても世界は変わらない。
僕が不安でいっぱいになって、目を皿にしてコロナのニュースを追いかけても世界は変わらない。
同じように、仙人が森で狐や狸と触れ合っていても、世界は変わらない。
不安そうに生きても、幸せそうに生きても、世界は変わらない。
だったらこの不安に意味はあるのだろうか?
僕がコロナを嘆いても、不況を憂いても、世界は何も変わらない。
憂鬱な気分がひたすら胸に残り続けるが、世界からウイルスは消えない。
意味がないのだ。
不安そうに生きても楽しそうに生きても世界は変わらない
ニュースを見るとマジで不安になる。
世の中どうなるんだろうと気になって仕方がない。
でも、僕の心配は意味がない。
米国大統領が不安になれば世界は動くが、僕が不安になっても制度も法も国家も何も動かないからだ。
だったら過度に心配そうにして、どうにもならないことにストレスを貯めて生きていくよりも、自分のできることに集中した方がいい(そっちの方が免疫力も上がる)
自分にできることは何か?
- 不要不急の外出を控える
- クラブハウスやライブに行かない
- 食事と睡眠に気を付けて免疫力を高める
- トイレットペーパーを無駄遣いしない
これくらいだ。超シンプル。
これだけ気をつけていれば、最新のニュースを集めなくても特に問題は起こらない。
自分ができることはちゃんとやる。
それ以上にニュースを追って不安にならない。
不安そうに生きても楽しそうに生きても世界は変わらない。
だったらやることやって、楽しそうに生きた方がいい。
* *
やや余談になるが、「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言(2020 年 3 月 19 日) 」は、テレビやネットニュースやツイッターの100倍有用な情報が得られた。
日々のネットニュースを追いかけるのはやめて、専門家会議の資料などのまとまった情報を適宜熟読した方が現状を理解しやすい。
ニュースに振り回されずに自分ができることに集中する
僕が「コロナやべー」などと騒いでも、世界からウイルスは消えない。
世界には感染症を抑えるために必死に戦っている専門家やリーダーがいる。
彼らは彼らの仕事に集中すればいい。
そして僕も、いや僕たちも、自分のできることに集中するべきなのだろう。
「不要不急の外出を控えなければいけない」ということは、家でしっかり机に向かうチャンスでもある。
いま勉強しておけば、将来の自分に大きなプラスになって返ってくるかもしれない。
今回の騒動は睡眠や食事を見直すきっかけにもなる。
「コロナショック」ともいえる今回の騒動はどうも長引きそうで、暗い時代が続きそうだ。
不況は怖い。
雇用がどうなるかはわからないし、自分のビジネスも縮小を余儀なくされるかもしれない。
でも、僕が不況を怖がっていても世の中は変わらない。
「世の中どうなるんや...やばすぎるやろ...」
とツイッターでニュースを追いかける時間は正直言って、何の意味もない。
株をやってないなら日経平均やNYダウに一喜一憂する必要もない。
無理に無視しなくてもいいが、毎日株価を見て何かが変わるわけでもない。
最新ニュースに価値はない。
5年後の自分に残る何かに時間を投入するのが望ましい。
不安に苛まれてニュースを追いかける時間を減らそう。
その代わりに一語でも多くの英単語を覚え、一文字でも多くブログ記事を書き、一行でも多くプログラミングをして、一回でも多くダンベルを上げ、一枚でも多くのトイレットペーパーを節約する。
これから世の中がどうなるかは本当にわからないが、自分ができることに集中した方が、少なくとも「自分の未来」が明るくなるのは間違いない。