新卒社会人は住む場所はどこがいいか



この記事では新社会人の住む場所はどう選べばいいかを経験を踏まえて語ります。

私は地方の大学を出て、就職で関東に引っ越してきました。

4月から働く覚悟は決めたものの、地理感覚が全然わかりません。

駅の名前を聞いてもその駅がどの辺にあるのかがイメージできないのです。

結局、最初は会社の寮に住み、それから何度も関東圏内で引っ越ししました。

一度引っ越ししてからは1年半に1回のペースで引っ越しを続けています。

そんな引っ越し経験を踏まえて、「こうすればよかったな」と感じていることや、困ったこと、良かったことを語ります。

俺の失敗を糧にして、家探しの参考にしてほしいってことだ





新社会人の住居選びのポイント

新社会人は
「もらった給料をどれくらい使えるか」
「社会人になった後でどれくらいお金が必要か」
などの感覚が掴めないまま部屋を決めなければならない。

社会人になってからの引っ越しとそこが違う。

不確実性が高い中での決断が必要なのだ。


住居を決める際に考慮するべきポイントは以下の通り。

  • 自分の月収
  • 家賃
  • 場所
  • 毎月の出費

月収は公開されていることが多いので、予想がつきやすい。

しかし新社会人の場合は「場所」の土地感覚がなかったり、「通勤がどれだけ辛いか」が想像しづらいと思う。

社会人の「朝早くに必ず起きなければいけない」ことにも慣れていない。


そんな事情を踏まえると、

「会社の寮があるならまずは寮に住む」

のが一番無難だ。

周りに仲間がいて、敷金・礼金がかからず、格安で部屋を借りることができる。

食事の準備までしてくれる寮もあるので、寮があるならひとまず寮に入ろう。

社員寮がない場合はどうしたらいいか?

社員寮がない会社ももちろんある。

その場合、最初の部屋は

「できる限り会社に近く、そして安い部屋」

にするのがいい。

安い部屋だと敷金・礼金も少なくて済む。

東京に来てしばらく生活すると、

「こんな駅の近くに住みたい」

「会社から近い方が良かった」

みたいな、具体的な不満や要望が沸き上がってくる。

一度住んでみないと、自分が何を望んで、どんな生活がいいのかが見えてこないのだ。


だから、最初は小さく失敗するつもりで、安い部屋を選ぼう。

致命的な失敗を避けたいなら、満員の通勤電車は避けた方がいい。
心が折れるからだ。


【関連記事】通勤電車の何がストレスになるのかイラストにしてみた

満員電車の何が辛いか

住居選びは最初は失敗しがちなので、なるべく安い部屋に住んで様子を見よう、と言った。

しかし安いからといって、いきなり満員電車で通勤しなければならないような場所に住むのはやめた方がいい。

一撃で心を折られてしまう可能性があるからだ。


f:id:hideyoshi1537:20200210080010j:plain
満員電車に心が折れたノブ


都内の満員電車は殺人的である。

シャバの人間が乗る乗り物ではない。
囚人列車だ。


臭いおじさんの吐息がかかり、デブ男の汗がこびりつく。

ぎゅうぎゅうの電車の中ではスマホを見ることもできない。

どんなに狭くて古い部屋に住むよりも、満員電車の苦痛はそれを遥かに超える。


「上りの電車」は絶対に避けよう。

友人の家に泊まったり、クラブで朝まで遊んだときに試しに満員電車に乗ってみて、自分がどう感じるかを試してみよう。

上りの電車に乗らなければならない場所に住むのはそれからでも遅くない。

最初の引っ越しのポイント

早い人は5月のゴールデンウィークには会社の寮から出ていく。

社員寮を捨て駒にしようと企んでいる人は、4月の休日に家を探して回るのだ。

一ヶ月も過ごすと、「社会人の生活」が掴めてくる。

同期たちと遊び、どんな場所に住めば楽しいかもわかってくる。

引っ越しには意外と時間がかかる。

荷物をまとめて、出して、引っ越した後に取り出す。

そういうまとまった時間が取れるのがゴールデンウィークである。

GWが終わると6月は祝日がないし、梅雨の時期の引っ越しは精神的な負担が大きい。

次のタイミングは7月の梅雨明け、海の日あたりがいいだろう。

遊びたいか、仕事に集中したいかで引越し先を決める

新社会人は「人生で一番若いのは、今」だとよく覚えておいてほしい。

一番精力的に働けるのも、遊べるのも、「肉体的には今」である可能性が高い。

遊びたいなら引越し先は都心一択だ。

横浜に住んでも結局遊びに行くのは東京になる。

六本木のクラブで朝まで飲んで、始発の電車で横浜に帰るのは心が折れる。

すぐに飲みに行ける東京の繁華街近くの部屋に住むのがいい。

部屋は狭くても古くてもいい。

遊びに行きたいならロケーションの方が重要だ。

仕事に集中したいなら会社の近くに住む

仕事に集中したいなら、会社のそばに住むのがいい。

通勤時間ほど無駄な時間はない。

意識は高いが頭の悪い社会人は

「通勤時間こそが勉強時間だ」

などと意味不明な妄言を本気で吐くが、無視していい。

席取り合戦で消耗し、イライラしているサラリーマンと肩をぶつけ合い、狭い座席や音漏れでストレスを感じながら勉強するのは非効率だ。

会社の近くに住めば、わざわざ電車で勉強しなくても、その時間を家で勉強できる。

ドアtoドアの時間だけでなく、体力の温存やモチベーションの面も含めて、通勤電車には乗らないほうがいい。

乗ったとしてもできるだけ短いものがいい。


【関連記事】社会人、後悔しない家探しのポイント

新社会人は自分の資産状況を把握しておこう

ここでものすごく、超大事なことを伝えたい。

新社会人は金が不足しがちだ。

必ず自分の資産状況は把握しておこう。

僕は新卒1年目の引っ越しの時、金がなくなって破産した。

当時の彼女に助けてもらって急場をしのいだが、一人だったらどうなっていたかわからない。

都内での一人暮らしは金がかかる。

夜遊びにも金がかかる。


「今、自分がどれだけのお金を持っていて、これからどれくらいお金がかかって、どれくらいお金を使えるのか」

は常に把握していなければならない。

そのためには、いちいちATMで残高を調べていては時間の無駄で、資産管理アプリ(家計簿アプリ)を使うのが一番いい。

僕ももう5年以上使っている。セキュリティも問題ない。

自分の資産状況を勝手にかき集めて表示してくれる。

家計簿アプリなしで社会人ライフを送るのは正直危険だ。

常に「6ヶ月給料なしでも生きていけるだけの貯金」は準備しておこう。





【関連記事】高い家賃は身を滅ぼす!固定費を極限まで下げた方が良い理由

効率的に部屋を探す方法

部屋探しは正直大変だ。

不動産屋に行って、日程を調整して、色々なマンションに車で連れて行ってもらって、大量の契約書類を書く。

とても面倒くさい。

それに対面で色々と勧められると、じっくり考える余裕がない。

アプリを使おう

「CANARY(カナリー)」というアプリを使えば、内見の調整をアプリで完結させることができる。

興味のない物件に案内されることもなく、現地待ち合わせで内見までできる。


社会人は想像以上に時間がない。

すきま時間にCANARYで物件情報をウォッチしておき、土日で何度か内見して、引越し先を決めるのがいい。